2014/08/12
今年で15周年のアニバーサリー・イヤーを迎えた【ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014】が先週に引き続き、8月9日(土)、10日(日)に茨城・国営ひたち海浜公園にて開催。今年は2週に渡り、計4日間の開催となったが、その第2週目のレポートをお届け。
あいにくの天気の中のスタートとなった3日目は、今年メジャーデビューを果たした新進気鋭の若手ロック・バンドたちが躍動する。<PARK STAGE>に登場したキュウソネコカミ、ゲスの極み乙女。らが圧倒的な訴求力で会場をオーディエンスで埋め尽くした。<WING TENT>でも、テスラは泣かない。、KNOCK OUT MONKEYらが、鬼気迫る大迫力のライブでオーディエンスを湧かせる。
負けじと、くるり、真心ブラザーズといったベテラン・バンドたちも、熟練されたグル―ヴでオーディエンスを魅了。台風の影響で冷えきっていたひたちなかを、日本を代表するバンドたちが熱狂させていた。
<GRASS STAGE>では、小雨が降り続く中、2年ぶりのRIJF出演となったチャットモンチーが4人体制で登場。サポートメンバーとしてドラマーに恒岡章、キーボードには下村亮介を迎えた新体制で新曲「いたちごっこ」、「こころとあたま」を披露。続いて登場した矢沢永吉は、本イベント直前に出演発表されたのにも関わらず、<GRASS STAGE>に集った、客席を覆い尽くすほどのオーディエンスを超ド級のロックンロールで圧倒してくれた。
そして、3日目の<GRASS STAGE>のクローザーを務めたのは、ASIAN KUNG-FU GENERATION。「ソラニン」での幕開けに会場は歓喜に沸き上がった。彼らの描き出す壮大かつ緻密なアンサンブルが夜空に心地よく響き渡り、オーディエンスもその音像に酔いしれる。アンコールでは、NUMBER GIRLの「透明少女」を披露するなど、アジカンのパフォーマンス力を存分に魅せつけたアクトで3日目を締めくくった。
最終日を迎えた<GRASS STAGE>のトップバッターは、先日ミュージック・ジャケット大賞を受賞し話題を呼んだmiwaが登場。今年で5年連続の出演となった彼女だが、初の<GRASS STAGE>とゆう大舞台でも変わらず天真爛漫に、高らかに歌い上げた。さらに、エレファントカシマシ、10-FEETといった熱いバンドたちが熱のこもったパフォーマンスでオーディエンスを盛り上げる。
<SOUND OF FOREST>では、前田敦子が豪華バック・バンドとともに煌びやかなパフォーマンスでオーディエンスを虜にすれば、<BUZZ STAGE>では、Negicco、ひめキュンフルーツ缶ら、次世代を担うアイドルたちが“BUZZ SPECIAL”で競演。SCANDAL、ORANGE RANGEらは、鉄板サマー・チューンを次々と投下し灼熱の夏を取り戻すかのように<LAKE STAGE>にシンガロング巻き起こすなど、最終日も各ステージで圧巻のアクトが展開していった。
そして、今年10周年を迎え、さらに勢いに乗る9mm Parabellum Bullet、機材トラブルをも忘れさせてくれるほどの盛り上がりをみせたユニコーンのステージを経て、<GRASS STAGE>には、大トリ、SEKAI NO OWARIが登場。
雷鳴の特殊効果がステージ上を演出し、暗闇に包まれたひたちなかで始まる“ファンタジー”の幕開けはハッピーなマーチング・サウンドが響き渡った「炎と森のカーニバル」。ステージ照明やLEDパネルが色鮮やかに発光、会場は一気にヒート・アップしスタートから絶頂へ。「Love the warz」では、空気は一変し、重低音が轟き、悲痛な歌声が心に突き刺さるシリアスな楽曲にオーディエンスは心を揺さぶられる。このギャップもSEKAI NO OWARIの持ち味なのである。クライマックスでは「スノーマジックファンタジー」、「スターライトパレード」といった代表曲を惜しげもなく投下し、ラストは「RPG」で本編を締めくくった。
アンコールに応えて登場した彼らは「インスタントラジオ」を全身全霊で披露し、オーディエンスを歓喜の音世界へと導き【ROCK IN JAPAN FESTIVAL 2014】のグランド・フィナーレを壮大なアクトで飾った。
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
インタビュー・タイムマシン
注目の画像