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2014/06/18

米ラジオ局の従業員、聴取率の不正操作を行ない解雇処分

 スペイン語テレビ・ネットワーク、ユニビジョンが所有するロサンゼルスのラジオ局にて、自らサンプル・リスナーを装いニールセンの聴取率を操作したとして従業員ひとりが解雇された。

 今回の発覚により、KSCA-FM (101.9)をはじめ、ある世帯に問題があったと先週発表したニールセンも大打撃を受けている。名前は明かされていないものの、問題となっている役員は測定装置にアクセスが可能だったとの報道もある。

 ニールセンは4月と5月のサンプル数値に問題が見つかってから、2番目に大きなメディア・マーケットであるロサンゼルスの聴取率の発表を延期せざるを得なくなった。

 また、朝の通勤時間帯の人気番組司会者、エディ・“ピオリン”・ソテロをセクハラ疑惑で降板させたばかりという、スキャンダルの渦中にあったKSCA-FMとしても、今回のニュースは間が悪い。4月にはその代替番組が、3月に同時間帯の高聴取率だった番組トップ4を抜いて1位になったところでもあった。

 ユニビジョン・ラジオの社長、ホセ・バレは6月16日、KSCAのある役員がシステムを不正操作していることをニールセンが警告してきたと説明する声明を出した。バレは、「わが社では調査を開始し、結果に基づき、直ちに該当社員を懲戒免職処分にしました。この業界のデータの質を確保するために、わが社はニールセンとMRCに全面的に協力しています」と述べている。

 バレはさらに、問題の世帯はニールセンがロサンゼルスの聴取率問題で特定した世帯とは別だということを強調している。

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