2011/07/07 00:00
BEYONCEのソロ4作目となるアルバム『4』が、発売初週に310,000枚を売り上げて予想通り全米アルバム・チャートで初登場No.1を獲得した。
BEYONCEは過去のソロ・アルバム3作品すべても初登場No.1という結果を残しており、4枚続けていきなりNo.1を獲得したのは、歴代アーティストの中で3人目、女性アーティストとしては2人目となる。ちなみに他の2人とは、1999年から2003年の間にデビューから4作品すべてをNo.1に導いたBRITNEY SPEARSと、1998年から2003年の間に5枚のアルバムでNo.1を獲得したDMXだ。
しかし『4』の初週セールス310,000枚というのは、ソロ4作品の中では最も低い数字で、2008年の前作『I AM… SASHA FIERCE』は482,000枚、2006年の『B’DAY』は541,000枚、2003年の『DANGEROUSLY IN LOVE』は317,000枚からのスタートだった。
この緩やかな数字の滑り出しは、現段階でスマッシュ・ヒットと呼べるシングルが『4』から生まれていないことが原因と思われる。アルバムからのリード・トラック『RUN THE WORLD (GIRLS)』はシングル・チャートで最高29位止まりとなり、BEYONCEのアルバムからの第1弾シングルでTOP 10入りを果たせなかった初のケースとなってしまった。
しかしアルバム『4』が2011年度におけるかなりの大型作品であることには間違いなく、LADY GAGAの『BORN THIS WAY』(発売初週売り上げ:110万枚)、ADELEの『21』(発売初週売り上げ:351,00枚)に次いで、3番目に強い週間売り上げを記録している。
その他、最新の全米アルバム・チャートで初登場TOP 10入りを果たした作品としては、BIG SEANのデビュー作『FINALLY FAMOUS』が3位、SELENA GOMEZ & THE SCENEのサード・アルバム『WHEN THE SUN GOES DOWN』が4位、DAVID COOKのセカンド・アルバム『THIS LOUD MORNING』が7位、そしてSCOTTY McCREERYのWAL-MART独占販売となる5曲入りEP『AMERICAN IDOL SEASON 10 HIGHLIGHTS』が10位という結果となった。
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