2014/04/25
Apple社が4月23日に公表した第2四半期の実績は、販売でわずか4.7%、収益で7%の増加だったが、それでもウォール街のアナリストたちの予想を上回るものであり、発表があった後には同社の株価が8%以上急上昇した。
iPhoneの売り上げが好調だった影響で、3月29日までの四半期の総収入456億ドル(約4兆6,700億円)のうち、利益は102億ドル(約1兆400億円)であると報告されている。前年度の同じ時期の販売は436億ドル、純利益は95億ドルだ。ちなみにアナリストたちの収益予測は435億ドルだった。
Appleはまた5月に分配する配当金を約8%アップの1株3.29ドル(約336円)にすることを発表。同社は1年でおよそ110億ドルを配当金として支払い、2015年までに買い戻す自社株の総額を、昨年発表した600億ドルから900億ドルに増額し、1株を7株に分割するとのことだ。
これら予想を上回る結果により、時間外取引でAppleの株式が8%以上も上昇したのだ。CEOのティム・クックはカンファレンスにて、「第2四半期の結果に、とりわけ販売好調なiPhoneおよびサービス分野での収益に我々は満足しています」と語った。
創設者スティーブ・ジョブズ亡き後、クックらはAppleが魔力を失ったわけではないことを投資家や顧客に示すべく苦心してきた。iPhoneの需要は根強く、第2四半期には昨年の同時期から17%アップの4,370万台を販売した。一方、iPadの販売は16%減で1,635万ユニットだったという。
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