2014/04/10 19:54
映画『そこのみにて光輝く』の國學院大学試写会舞台あいさつが10日、東京都内で行われ、出演者の綾野剛と呉美保監督が登壇した。
本作は、佐藤泰志氏の同名小説を映画化。短い函館の夏を舞台に、生きる目的を見失った男と愛を諦めた女の出会いと過酷な運命を描く。
この日のイベントは、佐藤氏の母校・國學院大学で実施された。約500人の学生から迎えられた綾野は「学業に専念されている学生さんの前に自分が登場するのは場違いなんじゃないかな」と照れながらあいさつ。
映画については「自分を愛してあげることができない人、自分を抱きしめてあげられない人ってやっぱりいると思う。でも僕は、これを見たときに、自分はそんな人をちゃんと抱きしめてあげたいと思ったんです。皆さんも見終わった後に、一つ小さな愛が(心に)ともっていたら幸いです」とメッセージを送った。
また、イベント終盤に司会者から手紙を手渡された綾野は「第38回モントリオール世界映画祭 ワールドコンペティション出品決定」と読み上げ「ああ、そうですか…」と小さく驚きの声を上げた。
自分だけが知らされていなかったことについて「主役なんだから(先に)言ってくださいよ」と苦笑した綾野は「うれしいです。この作品は良くも悪くも何かしらの形で評価されてほしいと思っていたので。こういうとき、感情表現が下手くそなんです。今、心の中では皆さんの上にダイブして波乗りされている状態です」と喜びを語った。
映画は4月19日からテアトル新宿ほか全国ロードショー。
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