2014/02/27
2013年カンヌ国際映画祭で審査員を務めた河瀨直美監督の最新作『2つ目の窓』のダブル主演が、村上虹郎と、吉永淳の2人に決定した。
本作は、島で生まれ育つ16歳の2人の主人公と、彼らを取り巻く大人たちの姿を通して、この時代を生きる人々への一筋の希望を伝える人間ドラマ。UAと村上淳を両親にもつ村上虹郎は、主演の界人(かいと)役に選ばれた時の感想を「映画やりますかと、風が気持ちよい海を目の前に監督から言って頂き、監督と主演という関係がやっとの思いというか、やっとこさの始まりでもありました。嬉しかったです本当に。」と喜びを表した。また、撮影を振り返り「たったの数週間、数ヶ月という短時間の中でほとんど初めて会った人達と一つの人生を生きる。そんな濃い時間はあっという間に過ぎ去って、散り散りになってしまって最終日とか気持ちは弾けたのに、後も何かモヤモヤしたものがあります。その中には大きく寂しいなって気持ちがあります。」と語った。
また、もう1人の主役・杏子(きょうこ)を演じる吉永淳は「最近、日々の生活の中で、ふと奄美大島の風景を思い出すことがあります。波の音。風の音。鳥のさえずり。河瀬監督に「スタッフ、キャスト全員で、物語の糸を紡ぐのだ。」と助言を頂きました。この作品に込められている想いが観客の皆様の元に届き、そしてさらに糸が紡がれてゆくのでしょう。その日を境に、また新しい世界がはじまることを願っています。」と語った。映画『2つ目の窓』は、2014年夏 全国ロードショー。
(C)2014“FUTATSUME NO MADO” Japanese Film Partners, Comme des Cinémas, ARTE France Cinéma, Luis Minarro.
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