2014/02/25
70年代から80年代に、ともにアメリカ西海岸で活躍した2人のアーティスト、カーラ・ボノフとJ.D.サウザー。2年前にビルボードライブで共演したステージが好評を博し、再演という形での今回の公演と相成った。
ステージ上はピアノとギターが3本シンプルに飾られ、これから行われる演奏に清々しいイメージを与えている。開演し、J.D.が軽くあいさつし、カーラ・ボノフを呼びこみ、カーラのステージがピアノの演奏とともにはじまった。その声は時にはっきりと時には柔らかく観客に語りかける。
ギターに持ち替えて、「トラブル・アゲイン」など数曲演奏、J.D.を呼び込み、選手交代。スーツ姿で登場した彼は、アコースティック・ギターを、ほろほろと爪で弾きながら、こちらは話すように歌っている。イーグルスの「ニュー・キッド・イン・タウン」を演奏、さながらダンディな吟遊詩人といったところだ。そして数曲が終わり、カーラを呼び込み2人がオンステージに。
カーラがリードをとるとJ.D.がコーラスを。逆にJ.D.がリードをとるとカーラがコーラスをつけるといった具合で「BLACK ROSE」、「オール・マイ・ライフ」など、息の合った演奏に観客は引き込まれていき、さながら西海岸の日差しを感じさせるような、ほっこりとした気持ちにさせたライブであった。
大阪公演は本日が最終日。間もなく訪れる春を待ちわびながら一足早くウェスト・コーストの風を感じてみては。
◎公演情報
【Karla Bonoff&J.D. Souther】
2/21(金) ~ 2/22(土)@Billboard Live TOKYO
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=8764&shop=1
2/24(月) ~ 2/25(火)@Billboard Live OSAKA
http://www.billboard-live.com/pg/shop/show/index.php?mode=detail1&event=8765&shop=2
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