2014/02/04
2010年からショパン全曲公演を開催する横山幸雄が、2014年5月に予定している2日間21時間で、ショパンの作品217曲を弾ききるコンサートについて、意気込みを語った。
シリーズの経緯について、当初は周囲から「何を言ってるの?」と取り合ってもらえなかったという。ところが一生ショパンを弾くからには、ショパンの生涯と作品の変遷を振り返りたいという思いから、ショパン生誕200年である2010年に企画が実現し、ショパンの作品166曲を1日で演奏しギネス世界記録を達成した。さらに、その翌年には未発表曲を含む212曲を1日で弾き切り自身のギネス記録を更新した。
1日中ショパンと寄り添いたいという気持ちでコンサートを行う横山にとって挑むという気負いはなく、あくまで自然体。客席も膝掛やスリッパなどを持ち込みリラックスした雰囲気で、終盤には会場が達成感で一体になるという。そんなコンサートを横山は「1日中同じ空間でお客様とコミュニケーションを取ることで、クラシックの演奏会のもつ、悪く言えば近づきがたさのようなものがない。お客様との団結力によって成り立っているコンサートだと思う。」と語り、訪れた人からは「ロックコンサートのような熱気だね」と言われることも。
曲数の多さからリハーサルができないことも、このコンサートの特徴で、2014年は今までで一番規模が大きいこともあり、ショパンの理解を試されているような気持ちでコンサートに臨むという。記者懇親会の最後には、ショパン初期の代表作である「バラード第1番」が演奏された。
◎公演情報【横山幸雄 入魂のショパン2014】
2日間で全ピアノ独奏曲(遺作を含む)211曲と協奏作品の独奏ヴァージョン6曲を演奏
会場:東京オペラシティ コンサートホール
5月3日(土・祝)
朝の部 11:00開演 12:15終演
昼の部 13:00開演 17:00終演
夜の部 18:00開演 21:30終演
5月4日(日・祝)
朝の部 11:00開演 12:15終演
昼の部 13:00開演 17:00終演
夜の部 18:00開演 21:30終演
More info:http://p.tl/umiT
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