2014/01/09 16:30
藤井フミヤが12月31日の大晦日に武道館での年越しライブ【藤井フミヤ 30周年スペシャルカウントダウンライブ】を開催。自らのデビュー30周年を締めくくると共に、新年の夜明けを13000人のファンと祝福した。
秋より始まった全国ツアー【藤井フミヤ 30TH ANNIVERSARY TOUR vol.1 青春】のスペシャル公演に位置付けされた今回の年越し武道館。ツアーではチェッカーズ時代の楽曲が数多く選曲されて話題を呼んでいたが、やはりこの日のステージも古くからのファンにはたまらないセットリストや演出になっていた。
オープニングは弟・藤井尚之が演奏するサックスが鳴り響くクールなインストナンバー「FINAL LAP」からスタートし、続いて黒のスーツを決め込んだフミヤが登場して「I Love you, SAYONARA」へ。「Jim&Janeの伝説」、「Cherie」とバンド中期のシングル曲を続けて、いきなりの大歓声を集めていく。
久しぶりの楽曲も多かったはずだが、瑞々しい歌声やダンスのキレはまだまだ健在だ。マイクスタンドを手のひらの上で回転させるアクションも見事にこなしながら、「WANDERER」「Room」「ONE NIGHT GIGOLO」とチェッカーズのシングル曲を連発。ソロでの代表曲「Another Orion」を歌うまでの11曲が、すべてバンド時代の楽曲だ。
また、かつては恒例だった武道館での年越しライブは、2008年以来5年ぶり。中盤、アコースティックギターの弾き語りを披露するため、イスに座った藤井フミヤは会場を見渡しながら、「日本のど真ん中で、日本の夜明けを感じる」と笑顔になり、「けっこう、チェッカーズの歌は疲れますね」とおどけてみせる。さらにはソロ期の大ヒット曲「TRUE LOVE」なども交えながら、後半にかけてはレザーのジャケットに着がえてチェッカーズナンバーを惜しみなく熱唱していった。
待望の新年は、「夜明けのブレス」を会場中で大合唱した後、「2013年、思い残すことはありません!」とカウントダウンして迎え、「Standing on the Rainbow」「HEART IS GUN ~ピストルを手に入れた夜~」など古くからのファンにとっては垂涎モノの選曲で本編を締めくくった。
なお、武道館はチェッカーズのラストライブを行った会場で、チケットを入手できなかったファンが殺到したため、係の人がアンコール時にすべての扉を開放し、外にいるファンにも聞えるようにしてくれたという。そんなエピソードを話した後は、アンコールの1曲目にその時と同じ「Long Road」をセレクト。最後はWアンコールにも応じ、チェッカーズの変名バンド Cute Beat Club Band「七つの海の地球儀」で、久しぶりの年越し武道館の幕を下ろした。
こうして2014年のスタートを切った藤井フミヤは、「TRUE LOVE」でのソロデビュー以降の20年に焦点を当てたアニバーサリーイヤー後半戦へと突入していく。8月からは全国ツアーも予定されている。
photo:鎌田ひでこ
◎【藤井フミヤ 30周年スペシャルカウントダウンライブ】
2013/12/31(火) at 日本武道館
[セットリスト]
01.FINAL LAP
02.I Love you, SAYONARA
03.Jim&Janeの伝説
04.Cherie
05.WANDERER
06.Room
07.ONE NIGHT GIGOLO
08.素直にI'm Sorry
09.Blue Moon Stone
10.ミセス マーメイド
11.NANA
12.Another Orion
13.時のK-City
14.TRUE LOVE
15.Friends and Dream
16.NEXT GENERATION
17.夜明けのブレス
<カウントダウン>
18.Count up 00's
19.Standing on the Rainbow
20.TOY BOX
21.REVOLUTION 2007
22.HEART IS GUN ~ピストルを手に入れた夜~
23.おまえが嫌いだ
En1.Long Road
En2.紙飛行機
En3.七つの海の地球儀
◎ライブ【めざましクラシックス】
1月18日(土) 秋田市文化会館 大ホール
1月19日(日) 秋田市文化会館 大ホール
※ゲスト出演
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