2013/12/27
10月に約3年ぶりのニューシングル『Re:NAME』をリリースし、精力的な活動が目立っている(http://bit.ly/19KH9hu)大塚 愛。12月25日 BunkamuraオーチャードホールにてX'mas限定のピアノ弾き語りライブ【AIO PIANO vol.1】を開催した。
<誰も独りぼっちのクリスマスにはさせない>
大きなクリスマスツリーの下、1台のピアノと大塚 愛だけという編成でスタートした同公演。最初に幻想的かつアッパーなトラックに乗せて「Re:Xmas」なるインストナンバーを届け、聖なる夜を演出したところでミディアム曲を次々と弾き語り、その優しい世界に聴き手を陶酔させていく。序盤のMCで「誰も独りぼっちのクリスマスにはさせないぞと。楽しい家族会にしたいなと思ってます」と、ファンを家族と表現していた彼女だが、その宣言通りにカップルも一人ぼっちで来場した人もすべてアットホームな世界に包み込んでいった。
<変えてあげられなかった、救ってあげられなかった>
中盤では「私の身近に変えてあげられなかった、救ってあげられなかった人がいて。結局、私は変えてあげられなかったから、手を離すことでその人がちゃんとやっていけたらいいなと思ってるんですけど……その人のことも思いながら書いたんですね。だから苦しいなって思ったとき、みんながこの曲を聴いて「迷ってない、大丈夫。1回後ろ向いて歩いてみよう」って立ち直れたら」と、未発表曲「マワリ廻るマワレバ回ろ」を披露。すべての声と旋律に熱いエモーションを込め、悩める僕らに愛に満ちた音楽を届けていく。
<JUDY AND MARY「LOVER SOUL」カバーをライブ初披露>
また、終盤では「White Christmas」からの流れで、あのJUDY AND MARY「LOVER SOUL」カバーをライブ初披露。さらに珠玉のバラード「恋愛写真」でも涙を誘いつつ、南流石や佐藤タイジ(シアターブルック)と結成したスーパーバンド Rabbitの楽曲を2人のサンタクロース(山口寛雄(b)、古田たかし(dr))とセッションする場面も。そして本編クライマックスは、10年の時を経てセクシー仕様に変貌した「さくらんぼーカクテルー」から名バラード中の名バラード「プラネタリウム」を情感たっぷりに歌い上げ、ファンを再び感涙させた。
<来年、1人残らずみんながついてきてくれますように>
お馴染みの「もう1回!」コールを受け、再びステージに登場した彼女は「来年もいろいろと企んでいるんで、ぜひとも1人残らずついてきてくれますように。サンタさん、私の願いは“来年、1人残らずみんながついてきてくれますように”です!」と語り、ファンからのリクエストを受ける形で「甘えんぼ」を熱唱。大喝采を浴びながら「みんな気を付けて帰ってね。ありがとう!」と、2013年最後のライブを締め括った。
なお、大塚 愛は、来年3月19日 ライブ DVD & Blu-ray『大塚 愛 LOVE IS BORN ~10th Anniversary 2013~』をリリースすることが決定している。
取材&テキスト:平賀哲雄
写真:田中聖太郎
◎ライブ【大塚 愛 AIO PIANO vol.1】
12月25日(水)Bunkamuraオーチャードホール SET LIST:
01.Re:Xmas(新曲:インスト)
02.Re:NAME?
03.キミにカエル
04.One×Time
05.5:09a.m.
06.大好きだよ。
07.マワリ廻るマワレバ回ろ(未発表曲)
08.チケット
09.Is
10.White Christmas(カバー)
11.LOVER SOUL(カバー)
12.恋愛写真
13.半熟たまご(from Rabbit)
14.泡ガール(from Rabbit)
15.さくらんぼーカクテルー(配信限定曲)
16.プラネタリウム
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