2013/12/11 09:43
土岐麻子が、12月10日(火)六本木・ビルボードライブ東京にて、【す!ば!ら!し!い! Toki Asako meets Schroeder-Headz お!も!て!な!し!】と題された東名阪ツアーのファイナル公演を行った。
年末恒例となっている土岐のライブハウスツアーだが、今回は土岐麻子としてのライブではなく、キーボード奏者渡辺シュンスケによるソロ・プロジェクト「Schroeder-Headz」とのコラボレーションライブであり、“土岐麻子 meets Schroeder-Headz”名義によるもの。渡辺シュンスケは、数多くの著名アーティストのサポートをつとめる売れっ子ミュージシャンであり、過去何度も土岐のレコーディングやライブへ参加している。当初 “土岐麻子 meets Schroeder-Headz” は、今年の夏のJAZZフェスティバル出演時にイベント用に組まれたコラボレーション・ユニットだったが、ライブを重ねる内に2人とも想像以上の手ごたえを感じ、今回のツアーを実施するに至った。
土岐は「今日は土岐麻子のライブでもなく、Schroeder-Headzのライブでもありません。“土岐麻子 meets Schroeder-Headz” として普段出来ないことをやってみたいと思います。」と語り、最新アルバム『HEARTBREAKIN’』からの楽曲を中心に、Schroeder-Headzのリリースしたばかりの新曲「Sleepin’ Bird」など、それぞれのオリジナル曲を新しいアレンジのスペシャル・バージョンとして披露。渡辺は普段サポートミュージシャンとしてシンガーを引き立てる役目に徹することが多いが、今回は土岐麻子、Schroeder-Headz(渡辺シュンスケ、ベース・須藤優、ドラムス・千住宗臣)が対等に個性をぶつけあうコンセプトの元、「声」と「楽器」が華麗に、時には過激に、JAZZYなアドリブとインタープレイを繰り広げた。アンコールで披露した「(土岐と渡辺が)同世代ならではのカバー曲を選んでみました」と語るブレッド&バターの「ピンク・シャドウ」やスタンダードなクリスマスソング「Christmastime is Here」などのカバー曲も含め全13曲、今回だけの貴重なスペシャル・パフォーマンスで集まった観客を魅了した。
中盤から艶やかな真っ赤なチャイナドレスに身を包んだ土岐は「この歌詞にちなんで今回の衣装を用意しました」と語り、ライブを重ねる中で渡辺が作曲し、土岐が作詞した「杏仁ガール ~Far Eastern Tale~」という完成したばかりの新曲をこのツアーで初披露。80年代の日本のシティポップが大好きという2人の手による「実在するようなしないような異国の街角で、杏仁豆腐を売っている女の子に旅人が一目ぼれをする」というオリエンタル・ムードたっぷりなこの楽曲に、初めて耳にした観客からは一際大きな拍手と歓声が上がった。
東名阪ツアーとしてはこの日が最終日だったが、好評につき来年も【Toki-Headz! 真冬の夜を暖める 大人の、マッドネス!土岐麻子 meets Schroeder-Headz】と題し、土岐麻子として約5年半ぶりとなる開催地や、ワンマンライブとしては初めて訪れる場所で、全国7公演が決定している。
◎【す!ば!ら!し!い! Toki Asako meets Schroeder-Headz お!も!て!な!し!】
2013年12月10日(火)@六本木・ビルボードライブ東京
Set List:
01. LINUS AND LUCY
02. Baby’s Star Jam
03. トーキョー・ドライブ
04. heartbreak
05. 僕は愛を語れない
06. Sleepin’ Bird
07. newdays
08. It Don't Mean A Thing
09. 杏仁ガール ~Far Eastern Tale~
10. Gift ~あなたはマドンナ~
En-1. Mr.Sandman
En-2. ピンク・シャドウ
En-3. Christmastime is Here
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