2013/12/05 12:00
12月25日(23時19分~)に放送されるTBS系音楽番組『クリスマスの約束2013』。その収録が舞浜アンフィシアターにて行われた。
今回で13年目となる『クリスマスの約束』は、小田和正が豪華アーティストを迎えて贈る年末恒例番組。8万通を超える延べ16万人の応募の中から、2000名の当選者を集めて行われた収録では、1曲目を歌い終えた小田が若干緊張気味の観客に「ざわざわしちゃっていいですよ」と声をかけ、場を和ませる場面も。
お互い長い音楽生活を過ごしながら、2人で並んで歌唱演奏するのは初めてという吉田拓郎との共演では、吉田が「今はステージで歌えているのが楽しい。音楽の持つ力がようやく分かってきた。歌いながら皆の顔が見れるのが嬉しいんだ」とコメント。客席を沸かせながら、最後は小田と堅い握手と抱擁を交わした。
2009年に発足した“通称”クリ約小委員会(小田が命名。メンバーは小田、根本要(スターダスト・レビュー)、スキマスイッチ、水野良樹(いきものがかり))のコーナーでは、全員で選んだカバーやスキマスイッチの代表曲など3曲を披露。根本は「拓郎さんを見てたら5人ともすごい本気になってしまった」と照れ笑いし、水野も「リハーサル以上の本気度で歌っているのがライブ!!」と興奮した様子だった。
さらに小田から夢について聞かれたスキマスイッチの大橋卓弥は、「拓郎さんと小田さんが歌っているのを見て、純粋にその年まで歌えてたらいいな、と思って、“よし! 歌おう!!”と思った。それが僕の夢になりました」と語り、常田真太郎も「長くスキマスイッチをやりたい。長く、楽しく」と笑顔に。そうした仲間たちに囲まれながら、小田は「このメンバーでコンサートをやりたい!」と今後の展開に含みを持たせた。
10年ぶりの参加となった桜井和寿(Mr.Children)は、番組出演に際して小田との共作でオリジナルの新曲「パノラマの街」を書き下ろし。桜井が「君に似た誰か、いくつかの誰かの日常の小さい物語も、世の中には欠かすことの出来ない物語だ、というメッセージを小田さんのメッセージが紡いだ」と語る同曲は、今を生きる全ての人に送る応援歌となっており、オンエア時には制作過程の模様も公開されるという。
また、小田は東北に向けて作った「その日が来るまで」のほか、「震災以降、東北、そして東北大生は力を合わせて頑張っています。そこで、折に触れ、皆が集まったときに歌えるような歌を書いて欲しい」という依頼を受けて書き下ろした東北大学の校友歌「緑の丘」を、東北大学混声合唱団の67名と共に披露。最後はJUJU、松たか子を迎え、クリスマスの夜にふさわしいカバー曲と小田の新曲を3人で歌い、場内を優しい雰囲気に包み込んだ。
◎番組『クリスマスの約束2013』
12月25日(水) 23:19~25:19 全国TBS系列にて放送
◎小田和正のコメント
随所で感動してしまいました。
とても素敵な時間をすごさせて頂き、感謝の気持ちでいっぱいです。
来年がみんなにとって素敵な年になるよう祈ってます。
◎阿部龍二郎 番組プロデューサーのコメント
本当に今年はすごい事になっています。
今夜、何かが起きる。
伝説のライブではありません。
今日のライブが“歴史”となります。
しかも、涙が出てしまうような圧倒的な“音楽の歴史”が刻まれます。
どうぞ、奇跡を目の当たりにしてください。
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