2011/02/28 00:00
ケルティック・ロック・バンドのTHE POGUESがアメリカ上陸25周年を祝い、3月に6都市でコンサート・ツアー“A PARTING GLASS”を敢行する。そしてこの10日間に及ぶツアーは、事実上、彼らにとっての“さよならツアー”になる。
THE POGUESの共同創始メンバーPETER “SPIDER” STACYは、Billboard.comの取材に対して「今回のような形のツアーは、僕らにとって間違いなくアメリカでの最後にものになると思う。もちろん、あちこちで単発的にライヴをやることにはなるかもしれないし、他にも演奏する機会はあるかもしれない。だからこれが“最後”だとは決して言わないけれど、現段階ではこれまでのようなコンサート活動を続ける予定はない。完全にドアが閉ざされてしまったわけではないけれど、僕らはもう過去とは線引きをしているから」とコメントしている。
THE POGUESは、5年に及ぶ活動停止期間を経て2001年にリユニオンを果たし、その後は忙しく活動する日々を送っていた。そして今回、ツアー活動に終わりを告げることを決断した様々な理由をSTACYは語り、「大きな理由を言うなら、“疲れてしまった”というところかな。僕の中には、常に『くそっ!一体いつまで同じことが続くんだ?』という思いが常にあったのは確かだ。それに長い時間が経過したというのも1つの理由だし、経済的な足かせも否定できない要因だ。8人編成のバンドがツアーをするとなると、コストが相当かかる。採算を取るためにはチケット代を高く設定しなければならないし、それによって売上げは落ちる。今は世界の景気が後退しているからなおさらだ」
この最後となる全米ツアーは3/3のシカゴでキック・オフしたのち、3/15~3/17にニューヨークのTERMINAL 5で3公演を行って幕を閉じることになっている。
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