2013/11/05
映画『利休にたずねよ』の完成披露会見が5日、東京都内で行われ、出演者の市川海老蔵、中谷美紀、大森南朋、伊勢谷友介、クララ、田中光敏監督が出席した。
本作は、山本兼一氏の同名小説を映画化。400年前に茶の湯を大成させた千利休の生涯を描く。第37回モントリオール世界映画祭で最優秀芸術貢献賞を受賞。
海外での受賞にちなんだ「日本の美とは?」の質問に、海老蔵は「日本人は目に見えるものよりも、余白を楽しむという世界でも珍しい人種。そこに日本人ならではの美学を感じる」と答え、中谷は「先に言われてしまったけど、引き算の美学と謙譲の精神だと思います」と語った。
また、先に行われた会見で、中谷が海老蔵を「平成のろうぜき者」と称したことに掛けて、「海老蔵を一言で表現すると」というお題が出された。
「平成のうつけ者」(伊勢谷)、「美しき怪物」(大森)、「優しくてすてきな先輩」(クララ)とそれぞれに称され、中谷からも「汚名返上ですね。今は尊敬しています」と言われると、海老蔵は恐縮しきりで照れ笑いを浮かべた。
最後に、本作の女性像について質問された海老蔵は「難しいね。女性というのは男性には分からない部分が多い」と答えるにとどまった。
映画は12月7日から全国公開。
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