2013/11/02
イギリスの人気オーディションTV番組『Xファクター』から生まれたポップ・スター、オリー・マーズが11月1日東京・渋谷SOUND MUSEUM VISIONにて初来日公演を開催。熱狂のステージの後、サプライズで来場者と握手会を行った。
ワン・ダイレクションのジャパン・ツアーへのゲスト出演を控えた彼はこの日、初めての来日公演だったが、クラブサイズの会場は当然チケットソールドアウト。早い時間から会場入りする彼を一目見ようと待ち受けるファンの姿も大勢集まるなどその人気は流石。開演前からフロアは彼の初パフォーマンスへの期待感で埋め尽くされている。予定時刻の19:00と同時に客電が落ちるとオーディエンスから悲鳴のような歓声が。最新作のジャケットに合わせた黒ハットを被った彼が生バンドを率いて登場。“オリー”コールが響く中、「コンニチワ!トーキョー!」と1曲目「アーミー・オブ・トゥー」でスタート。彼の一挙手一投足にファンは反応し、手を上げ、飛び跳ねる。2曲目「ダンス・ウィズ・ミー・トゥナイト」を終え、MCをしようにも登場時の狂乱状態で“オリー”コールが鳴り止まず、オリーは一瞬言葉を失うも、「ミンナダイスキー!アリガト!!」と感謝を伝える。「じゃあ次は日本の美女たちに」と語り3曲目の「ヘイ・ユー・ビューティフル」に突入。手拍子を求め、フロアに埋め尽くされた女子の腰を撃ち抜ようなビートに乗せてオリーは身体を揺らし、歌い魅了していく。
続いて「ちょっとスローになるけど、お気に入りの曲なんだ」と披露したのは「ディア・ダーリン」。『Xファクター』の審査員サイモン・コーエルを大絶賛させたその歌声をじっくり聴かせる。汗びっしょりになり、「汗クサいかな?」とファンにチェックさせるようなサービスを織り交ぜながら、最新シングル「ハンド・オン・ハート」で携帯の明かりを照明代わりに使い、ロマンチックに演出したりとエンターテイナーっぷりを存分に発揮。ファンから受け取った“日本”ハチマキを頭に締めて、次の曲名「ライト・プレイス・ライト・タイム」をコールさせ、続く「ハート・スキップス・ア・ビート」と2曲連続でファンたちと大合唱&フロアジャンプで揺れる、揺れる。この頃になると女子に混ざって、ヒートアップした猛者たちによる低音“オリー”コールも聴こえてくる。国内デビューして間もないが、ファンも追いついてくるシーンに圧巻。
そして、フィナーレ前にショーの後に握手会のサプライズ告知をして「トラブルメイカー」へ突入。最後に伝えられた嬉しい情報と終わってしまう切なさと大人気曲にファンは「ヤバい!ヤバい!」と再度狂乱状態に。ラストもこの日最大の大合唱で終演となった。
日本デビュー盤『ライト・プレイス・ライト・タイム』の収録曲を8曲披露し、45分というちょっと短いステージだったが、彼のエンターテイナーとして、最上級のシンガーとしての魅力をたっぷり味わえた濃密な時間となった。このあと集まったファン全員と1時間以上かけて握手会を行い最後まで感謝のメッセージを伝えた。
photo by Horita Yoshika
◎【オリー・マーズ 初来日単独公演2013】
2013年11月1日(金)@渋谷SOUND MUSEUM VISION
Set List:
01. Army Of Two
02. Dance With Me Tonight
03. Hey You Beautiful
04. Dear Darlin’
05. Hand On Heart
06. Right Place Right Time
07. Heart Skips A Beat
08. Troublemaker
◎リリース情報
『ライト・プレイス・ライト・タイム』
好評発売中
EICP-1580 1,890円(tax in.)
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