2013/10/31 17:38
ルー・リードが10月27日に亡くなったことを受け、過去作品の売り上げが大きく伸びていることが分かった。
ニールセン・サウンドスキャンによる週間セールス調査は27日締めだったため、米ビルボードの最新セールス・チャートではリードの死から1日弱しか反映されていない状況だった(サウンドスキャンはチャートのために米ビルボードへデータを提供している)。従って、丸7日経つ次回チャートでは、おそらくより大きな増加が見られるだろう。
リードのアルバムは先週3000枚売れており、前週から実に607%上昇。また、在籍していたザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのアルバム・セールスも、236%上昇の同じく3000枚に上っている。
先週最も売れたアルバムは『トランスフォーマー』で、527%上昇の1000枚。ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの最多セールスは1967年のデビュー・アルバム『ヴェルヴェット・アンダーグラウンド・アンド・ニコ』で、146%上昇の1000枚だった。
デジタル配信では先週1万7000ダウンロード・セールスを記録し、前週の2000ダウンロードから590%の上昇。ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドも前週1000から410%増加の5000ダウンロードを記録している。
一方、曲単位でみると、米ビルボード・シングル・チャート“Hot 100”での最高位でもあった「ワイルド・サイドを歩け」が最高セールスを記録。729%上昇の6000ダウンロードに達し、米“ロック・デジタル・ソング”チャートで38位に登場している。ちなみに同曲は1973年に“Hot 100”で最高16位を記録した。
ザ・ヴェルヴェット・アンダーグラウンドの曲では、521%上昇の1000ダウンロードに達した「スウィート・ジェーン」がベスト・セールスを記録している。
また、「ワイルド・サイドを歩け」は音楽ストリーミング配信サービス、Spotifyにおいてもリードの最も人気の一曲だということを証明している。27日にルー・リード他界のニュースが流れた12時間後には、ストリーミングにおいて彼の楽曲が世界中で3000%の上昇を見せたという。
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