2026/03/30 15:30
ジャック・ホワイトが、ドナルド・トランプ米大統領の署名をすべての新紙幣に入れるという米財務省の計画を批判した。一般市民が経済的苦境にあえぐ中、この動きを自己顕示欲の象徴として糾弾した。
現地時間2026年3月27日、ホワイトは長文のインスタグラム投稿でこの発表を嘲った。「なんと謙虚なことか!でもそれだけでいいのか、ドニー?その小さな手を使って、あの厳めしいオレンジ色の顔を100ドル札の表にも入れるよう法制化したらどうだ?」と彼は綴った。
従来、米紙幣に入る署名は財務長官と財務官のものに限られており、現職大統領の署名が紙幣に入るのはこれが初となる。ホワイトはこの動きを、一般市民が直面する広範な生活苦と結びつけた。2月28日に始まったトランプ政権のイランへの軍事作戦に起因するガソリン価格の高騰を例に挙げている。
彼は、「TSAの職員たちは家賃を払うために血漿を売っているのに、あいつは休みを取り、ゴルフでズルをして、気晴らしに他国を爆撃している」と書き、「彼が引き起こした世界的危機が中東で燃え上がり、ガソリン価格が急騰しているまさにその時に、フォックス“ニュース”でジョークを飛ばし、グレイスランドを訪れ、自分のいかつい傲慢な署名を全米紙幣に入れることを法制化するとはな!」と続けた。
さらにホワイトは議会の不作為とも言うべき状況を批判し、トランプを、「操作的で、抜け穴を探し続け、自己中心的な詐欺師」と表現した上で、彼に歯止めのない権力が与えられていると指摘。聖書、スニーカー、記念コインなど、トランプの商業的事業に対する規制が機能しているのかを疑問視し、「まあ、議会がそのあたりをきちんと規制していて、法を破って公職から利益を得ることを黙認しているわけじゃないと思うけどね。安心していられるよ」と皮肉を込めて綴った。
投稿の末尾でホワイトは、法的な問題があることを認めつつも、新紙幣を受け取るたびにトランプの署名を塗りつぶすキャンペーンを米国人が始めることを示唆し、“#redactedbanknotes”とタグ付けした。「誰かが、新しいお札を受け取るたびにその名前を黒マジックで消すキャンペーンを始めたら笑えると思わない?米国紙幣を損傷することは違法だと思うから、全国的な運動になることを勧めたりはしないけど……でも気が向いたら法を破っていいのはみんなじゃなくて、ドニーだけなの?」と彼は締め括った。
ホワイトは数週間前にもトランプ政権を批判していた。先月末にトランプ大統領によるイランへの宣戦布告をSNSで非難し、「“平和委員会”のリーダーをご覧あれ」と綴っていた。
ホワイトはロック界でも屈指の実績を誇るミュージシャンだ。ザ・ホワイト・ストライプスの共同創設者として2000年代初頭のガレージ・ロック・リバイバルを牽引した。「Seven Nation Army」は米ビルボード“Modern Rock Tracks”チャートで首位を獲得し、2004年の【グラミー賞】<最優秀ロック・ソング>を受賞。『エレファント』(2003年)や『イッキー・サンプ』(2007年)はいずれも米ビルボード・アルバム・チャート”Billboard 200”でTOP10入りした。ソロ・デビュー・アルバム『ブランダーバス』(2012年)はBillboard 200で初登場1位を記録し、2025年にはザ・ホワイト・ストライプスとして【ロックの殿堂】入りを果たしている。
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