2013/10/25
チェロ奏者でありサントリーホール館長も務める堤剛が、2013年度「文化功労者」に選出されることが決定した。
堤剛は、1942年に生まれ、桐朋学園子供のための音楽教室、桐朋学園高校音楽科を通じ齋藤秀雄に師事。1960年にはNHK交響楽団の海外演奏旅行にソリストとして同行し、欧米各地で絶賛された。1961年にアメリカ・インディアナ大学に留学し、1963年ミュンヘン国際コンクールで第2位、ブダペストでのカザルス国際コンクールで第1位入賞、以降、世界各地で、オーケストラとの共演、リサイタルを行っている。2009年には、天皇陛下御在位二十年記念式典にて御前演奏を行い、2001年より霧島国際音楽祭音楽監督、2007年9月、サントリーホール館長に就任した。また、後進の指導にも励んでおり、1988年秋より2006年春までインディアナ大学の教授を務め、2004年4月から2013年3月まで9年の長きにわたり桐朋学園大学学長を務めた。
「文化功労者」とは文化勲章に次ぐ栄誉で、文化の向上発達に関し多大な功績をした人が幅広い分野から選ばれる。顕彰式は、11 月5 日(火)に東京都内のホテルで開催予定。
写真©鍋島徳恭
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