2011/01/27
最近の水曜日の午後、カーゴパンツにビーチサンダルという出で立ちのRICKY MARTINはマイアミの浜辺にある自宅の庭で双子の男の子たちと遊んでいた。家の2階にあるスタジオでは彼のニュー・アルバムがかかっている。その後、MARTINは新作『MAS (MUSICA + ALMA +SEXO)』、本、子供たち、カミングアウトなどについて話してくれた。
新作はここで作ったんですか?
「ここと、フロリダ州ゴールデンビーチの家でね。DESMOND CHILDが家族全員を連れてわざわざこっちに越してきたんだ。2つのスタジオを使ったよ。ひとつはプログラマーのため、もうひとつは楽器をレコーディングするためにね」
変化に富んだ、とてもパーソナルで、アップテンポで、楽しく、ダンサブルなアルバムですが、あなたの私生活の変化と関係ありますか。
「昨年すべてが変化したよ。本を書き始めて、僕の心はあらゆる意味でオープンになった。あんまり細かいことにはこだわらずに、自分の基盤、キャリア、仕事などについて話すつもりだよ。そうしたら、突然この本が自分の人生にどんな意味を持つかがハッキリしてきたんだ。おかげでクリエイティブな意味で何もかも吐き出すことができたよ」
よりアップテンポのアルバムになったのはどうしてですか。
「ステージに上がったとき僕が最初に言うのは『僕たちはすべてを忘れるためにここにいるんだ。だから、これからの2時間はとことん楽しもう』ってこと。だから、仕事をするときもそういう自由を探しているのさ。アップテンポにしたのは、今の自分がほんとにいたいと思っている場所にいるからであり、自由で、まったく作られていないからなんだ」
インターネットでカミングアウトしたとき、「自分は間違いを犯しているんだろうか」とは思いませんでしたか。
「最良の方法を何ヶ月も考えていたんだ。歌にしようか、インタビューで、あるいは本の中で告白しようかと。だけど、さらに8ヶ月なんて待っていられなかった。すぐにやる必要があると思ったんだ。その数ヶ月前に、プエルトリコでゲイの少年に対する憎悪犯罪があったんだ。僕が公表していれば、事態は違っていたかもしれない。そしてある金曜日、マネージャーに電話して『月曜日にやる』っていったんだ。週末はその手紙を見直して過ごした。送ったときは、すごくホッとして、安らぎと歓びを感じた。ああ、これがわかっていれば10年前にやっていたのに、って思ったよ」
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