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2026/02/03 12:30

【第68回グラミー賞授賞式(R)】シザ、授賞式でのインタビューでICEを痛烈批判「人々が路上で拉致され、顔を撃たれている」

 シザは【グラミー賞】の場で、米移民・税関執行局(ICE)に対して声を上げたアーティストのひとりだ。現地時間2026年2月1日に2部門でグラミー像を手にした直後、米バラエティの取材でアーティストが社会問題について発言する重要性を問われたシザはICEを強く非難した。

 「私たちがドレスアップして物質的な世界で称賛を祝える一方で、路上では人々が拉致され、顔を撃たれているなんて信じられないほどディストピア的です」とシザは述べ、「ただただ異様に感じますし、今の私たちの多くは怒りや絶望以外にどう感じていいのか分からない状態だと思います。でも、それが私自身が身を委ねたい生き方の指針だとは感じません」と続けた。

 さらに彼女は、「私は大きな可能性を本気で信じています。エントロピーが変化を生むことも信じています。今はコミュニティとして深く掘り下げ、他の誰かに頼る時ではなく、自分たち自身と隣人が自分たちを守るんだと学ぶ時期です。互いのために結集し、士気を高め合い、相互扶助を広げ、ケアし合う。その意味でこれは素晴らしい機会だと思います。一方で、こんな事態が起きていること自体は悲しむべきことですが」と語った。

 シザは率直に、「f―k ICE」と言い切り、今後は沈黙を拒む姿勢を明らかにした。その姿勢が、他の人々が立ち上がるきっかけになることを願っているという。「ICEに対してはいつだって“f―k ICE”ですけど、みんなが絶望に落ち込んでしまうのは望んでいません。勢いと士気を失えば、変化は不可能になってしまうから。でもそんなことはないんです。本当に。私は静かに消えていくつもりはありません。だからみなさんにも同じように行動してほしいと思います」と彼女は付け加えた。

 【グラミー賞】では、バッド・バニーやビリー・アイリッシュも受賞スピーチの時間を使い、移民問題に言及してICEを非難した。1月にミネアポリス在住のレネ・グッドとアレックス・プレッティがICEによって射殺されたことを受け、緊張が高まり、全米で反ICE抗議が広がっている。

 ビリーは、「奪われた土地に、違法な人間なんて存在しません」と述べ、「今、何を言って、何をすればいいのか分からないほどつらい状況です。でもこの部屋の中では希望を感じています。私たちは闘い続け、声を上げ、抗議し続けなければならない。私たちの声は本当に意味を持っているし、人々そのものが大切なんです」と語った。

 シザはこの夜、「Luther」によって2部門を受賞した。ケンドリック・ラマーとのコラボ曲である同曲は、米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で13週にわたり首位を記録し、<年間最優秀レコード>と<最優秀メロディック・ラップ・パフォーマンス>の栄冠に輝いた。

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