2011/01/24 00:00
ニュー・シングル『F**KIN' PERFECT』のタイトル、そしてセックスに加えて刃物による自傷行為と自殺という血なまぐさいシナリオを描いた同曲のビデオ・クリップを検討した時点で、31歳のシンガーP!NKの頭の中にはこの曲が物議をかもすことになるに違いないという覚悟ができていたようだ。
しかしこの展開こそ彼女が望んでいるもので、挑発的なそのアティチュードは楽曲に込められた真のメッセージを損わせないためのものなのだ。
先週木曜日の午後、P!NKはブログの中で「同じ問題に根ざした2つの兆候である自傷行為と自殺というのは、私たちの中で増えつつある現実よ。実際、リハビリに行く前に刻んだ刃物による傷跡を体に持った人たちはたくさん存在しているし、今こそこの問題をきちんと語るべきだと私は思う」とコメントしている。
過去に複数のグラミー賞を獲得したシンガー・ソングライターが、個人のブログにこのようなことを取り上げたことで物議をかもす危険性はあるが、彼女は飽くまでもこの問題を音楽ビデオという芸術的な視点を通じて取り上げたことを強調し、「囁いているだけでは、大きな山を動かすことは不可能」とコメント。次のような言葉を続けている。
「見て見ぬふりをするという選択肢はあるし、私のビデオを無視することだってできるわ。でもそうしていたら、何の問題も解決しない。私は自殺や自傷行為を支持しているわけではなく、絶望的になって力を失ってしまったり、誰からも相手にされず隔絶されてしまった若者たちを救いたいだけなの。そしてそんな彼らに、この私が注意を払っているということを、このビデオを通じて知って欲しかっただけなのよ。だからこそ、私は敢えて今回のような賭けに出たわけ」。
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