2013/09/30
2012年リリースのアルバム『ロックト・ダウン』でグラミー賞最優秀ブルース・アルバム賞を獲得したニューオーリンズ音楽史の生き証人 ドクター・ジョンの来日公演が9月30日よりビルボードライブ東京でスタートした。
ここ数年、コンスタントに来日公演を行ってきたドクター・ジョンだが、ブラック・キーズのダン・オーバックをプロデューサーに迎えて初期の怪しくサイケデリックな世界観を現在に蘇らせた『ロックト・ダウン』発表後は初めて。これまでのミニマムな編成にオルガンとトロンボーンを加えての来日ということもあり、同アルバム曲の披露も期待される中、迎えた初日1stステージ。
ネイティブ・アメリカンの装飾をじゃらじゃらと揺らしながら、ビビッドな紫のスーツに身を包んだ御大がステージに登場すると、そのただならぬ存在感にオーディエンスは早くも興奮状態。髑髏の置かれたグランドピアノにどっしりと腰掛け、例の転がるようなピアノでショーの幕が開く。挨拶代り、とでも言わんばかりの軽快なピアノ演奏をひとしきり終えると、キーボードにスイッチ。このステージでは序盤から「Revolution」「Ice Age」「Eleggua」と、立て続けにニューアルバムからのナンバーを披露。後半はドクターがギターを奏でる「Let The Good Times Roll」のほか、「Big Chief」「Such A Night」などの定番ナンバーが次々飛び出した。新旧ナンバーを織り交ぜての今回の公演もステージごとにセットリストは異なる模様。このステージでは披露されなかった名曲や新曲も、今後飛び出すことになるかもしれない。全ては御大の気分次第といったところだろう。
ドクター・ジョンの来日公演は、10月1日にビルボードライブ東京、続く10月2日にはビルボードライブ大阪で開催される。
Photo by JUN2
◎公演情報
2013年9月30日(月)~10月1日(火) ビルボードライブ東京
2013年10月2日(水) ビルボードライブ大阪
More Info:http://billboard-live.com
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