2013/09/24 23:15
全裸や坊主を厭わず、オリコン週間ランキング6位を記録。今夏も各フェスで大暴れ(http://bit.ly/1gDw42f)した異端児的アイドルグループ BiSだが、その人気メンバー ミッチェル(キモイ担当)がアイドル活動に終止符を打った。
<24時間耐久フリーライブ新作物販 約7000枚/オリコン2位を記録>
スキャンダラスな活動で知られるBiSに所属しながら「BiSは裏側を見せる。私はそれを見せないのがアイドルだと思ってる」(http://bit.ly/18y6O8B)と、我が道を歩んできたミッチェルだが、8月16日 学業と就職活動の優先を理由に“BiS脱退”を発表。9月20日~21日 東京最後の参加イベントとなる【愛DOLはみんなを疲弊させる!? 24時間耐久フリーライブ&特典会 Repetition】には、彼女の姿を一目見ようと、24時間にわたって途切れることなく超満員の観客が集結し、この間の会場販売だけでニューシングル『Fly / Hi』の売り上げは、なんと約7000枚という記録を叩き出した。なお、オリコンデイリーランキングでは初の2位を獲得。
<サキ様 24時間100kmマラソンへの挑戦発表 ミッチェルは……>
そんなミッチェルの人気ぶりを露呈した同イベントは、新曲「Fly」3連発からスタートし、握手会、チェキ会、ケツバット会、ビンタ会、ハグ会、罵倒会、ナース姿でのローション握手会等を交えつつ、昼12時から翌日の昼12時まで敢行。サキ様(ハンサム)が“24時間100キロマラソン”への挑戦を発表したり、生誕祭に旧友の恋汐りんご(バンドじゃないもん!)登場で号泣したり、ミッチェルがプー・ルイ(リーダー兼ヨゴレ担当)にキスを迫ったりする中、ライブパートではウイぽん(太鼓持ち担当)の声が潰れたりと、各々に満身創痍な様相を呈していく。
<ラストライブの地は女川。現地のおじいちゃん/おばあちゃん騒然>
それでも24時間超の戦いを完走してみせた彼女たちは、ゆっくり休む間もなく翌22日のお昼に【おながわ秋刀魚収獲祭2013】へ出演。2012年9月 ラジオ局宛に届いた一通の手紙をきっかけ(http://bit.ly/S5LoI8)に女川町と繋がった彼女たちだが、この日は五木ひろし目当てでステージ前にスタンバイしていた現地のおじいちゃん、おばあちゃん達が騒然となるほどのアクトを展開。ミッチェルのラストライブということもあり、ファンも組み体操でピラミッドを作ったり、自転車に乗ったままリフトアップしたりと、日頃、女川で生まれることのない光景が広がる。
<ミッチェルの生き様。「primal.」の後ろ向く瞬間だけ号泣>
また、ミッチェルが大好きなナンバー「YELL!!」を披露すると、その歌詞がBiSの今と重なってか、サキ様、テンテン(殺し屋担当)、ウイぽんと、堪えきれずに泣き出すメンバーが続出。その後、各メンバーの歌声は尋常じゃなく熱量を上げていき、笑顔を絶やさずにいたミッチェルも「primal.」の後ろを向く振り付けの瞬間だけは、しわくちゃな顔で涙を浮かべていた。さらに、プー・ルイの「ミチバヤシさんがBiSに加入した曲やります」という振りからメジャーデビュー曲「PPCC」、ミッチェル在籍時の象徴的なナンバー「Hide out cut」が披露されると、ファンも泣きじゃくりながら大騒ぎ。
そして、すべて歌い終えたミッチェルの目前には、彼女を愛したちぇるサー(ミッチェルファンの総称)たちによって「りおーー BiSに入ってくれてありがとー! これからもファイトー!!」と書かれた横断幕が掲げられていた。
<ミッチェルが一般人へ戻った直後 BiSに突き付けられた現実>
こうしてラストライブを終えたミッチェルは、終演後の握手会&チェキ会でファンと濃密なコミュニケーションを交わし、打ち上げでもメンバーや関係者と“アイドル最後の日”を大切に過ごしていた。しかし、彼女が約1年5か月にわたるBiSでの活動を満了し、一般人へ戻った9月23日0時過ぎ。BiS運営はツイッターで以下の現実を叩き付ける。
「【キャンセルのお知らせ】かねてから、お願いしておりました、1万5千キャパを埋めるための1万字レポート、達成できなかったものがBiSメンバー1名、元BiSメンバー1名おりましたので、1万5千キャパの会場をキャンセルしたことを研究員の皆様にお伝え致します。 #武道館無理っしょ」
BiS運営は、9月1日 来年3月に予定している1万5千人規模ワンマンライブを成功させる為、15000人呼ぶ為のアイデアを各メンバー、ブログに1万字分記すことを要求(http://bit.ly/15xOzG5)。その期限はミッチェル脱退日の9月22日だったのだが、のぞしゃん(マイペース担当)とミッチェルが1万字に満たず、同ワンマンの開催はキャンセルする運びとなった。有終の美を許さなかった現実。目標を失ったBiSは一体どうなってしまうのだろうか。
取材&テキスト:平賀哲雄
24時間イベント写真:真田礼(Studio-Novel)/河合太陽/内山直也
女川ライブ写真:山田秀樹(inmusic)
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