2010/12/13 00:00
1986年以降、3年のあいだに2度の“年間で最も高い興行収入を稼ぎ出したツアー・アクト”として名前を刻んだのは、THE ROLLING STONES(1998年と1999年)とGRATEFUL DEAD(1991年と1993年)の2バンドのみにとどまっていた。しかし今年、そこに新たはビッグ・ネームが加わることが分かった。
この栄誉ある偉業を成し遂げたのはBON JOVIで、2008年に続いて2010年度も最も高い興行収入を稼ぎ出したツアー・アクトであることが判明し、デビュー作のリリースから26年を経て驚くべきツアー記録を打ち立てた。
最新スタジオ・アルバム『THE CIRCLE』のツアーで、BILLBOARDのTOP 25 TOURS CHARTで堂々のNo.1に輝いたことを受け、東京ドームでのソールドアウト2日間のライヴのために日本滞在中だったフロントマンのJON BON JOVIは電話で次のように語っている。
「すごく誇らしく思っている自分がいることに、ちょっと変な感じもしているよ。でもこの音楽業界においては、すごく意味のあることだと思う。一般のリスナーたちにとってはそれほどピンと来ないことかもしれないけど、ミュージシャンとしての僕らからすれば、業界でどんな風に見れるかを左右する大きな出来事なんだ。年間で最も売れたアルバムやシングル、そして最も高い興行成績をあげたツアーといった実績は、この世界においてかなりの大きな注目材料になる。間違いなく、U2だって大いに注目していると思うよ」。
「ファンがライヴを見に来るのは、決して僕らが“TOP TOURING ACT”だからというわけではないんだ。皆がショーに来るのは、以前にも足を運んでくれてすごく満足できたからであり、その最高の経験をもう1度味わいたいという思いからお金を払って見に来てくれる。だから僕らの記録を破りたいと考えているミュージシャンやバンドがいたら、とにかくファンの欲望を満足させるようなステージを実現することだけを考えて演奏すればいいと思う」。
AEG LIVEがプロモーションを手掛けている現在のワールド・ツアーは、2009年11月20日から2010年11月28日までの1年間で約1億4,650万ドルの興行収入をあげ、観客動員数は1,591,154人、ソールドアウトのショーは69回にも及んだ。また2008年に年間No.1に輝いた“LOST HIGHWAY TOUR”では、興行収入が2億1,000万ドルという歴代10位の好成績を残している。
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