ベンソン・ブーンが、ウェンブリー・スタジアムで開催された、テイラー・スウィフトの【The Eras Tour】ロンドン公演の前座を務めてから約1年が経つ。今ではテイラーの大ファンとなったベンソンだが、以前は違ったようだ。

　今週、米ローリング・ストーンのインタビューに応じた22歳のベンソンは、テイラーのオープニング・アクトに決まったときのことを振り返り、「彼女についてよく知らなかったんだ」と述べた。「彼女のチームから連絡があったとき、死ぬほど驚いたよ。信じられなかったし、いかれてると思った。それで彼女の音楽をもっと聴くようになったんだ。何も知らずにライブに出たくなかったからね」と説明した。

　それ以来、彼はテイラーの大ファンになったという。「彼女は信じられないほどのパフォーマーで、彼女の周りには他の追随を許さない、信じられないような世界が築かれている」と彼は説明し、「彼女のショーがどれほど壮大で、舞台裏にみんなが知らないような動くパーツがどれほどあるのかがわかると、本当に驚かされる。彼女は唯一無二の存在で、とても純粋な人だ。彼女としばらく話す機会に恵まれたけれど、本当に親切なんだ」と続けた。

　さらに、「そんなことしなくていいのに、彼女はステージ上で僕の名前をシャウトアウトしてくれた。この経験は、自分のキャリアに対する考え方も大きく変えた。彼女の人との接し方や、僕や僕のクルーへの態度を見て、多くのことを学んだ。テイラー・スウィフトを嫌う人はたくさんいる。誰にでも意見を持つ権利はあるとはいえ、彼女をよく知らないのに憎むのはフェアじゃないと思う」と彼は話した。

　2024年は、ベンソンにとって【The Eras Tour】への出演だけでなく、大きく飛躍した年となった。彼の楽曲「Beautiful Things」が米ビルボード・ソング・チャート“Hot 100”で2位を獲得。＜最優秀新人賞＞にノミネートされた2025年の【グラミー賞】では同曲のパフォーマンスも披露した。