2013/08/30
ロビン・シックの「ブラード・ラインズ」がついに12週目のNo.1をマークした9月7日付HOT100チャート。
12週以上首位を獲得した楽曲はHOT100史上でもわずかで、この「ブラード・ラインズ」が史上14曲目となる。先日行われたVMAでも過激なパフォーマンスが披露されたことから、次週もポイントを伸ばして首位を死守する可能性も高いが、以下、強豪勢も同アワードに出演したことから、13週目の首位は僅差で逃すかもしれない。
その最有力候補となっているのが、先週2位までジャンプアップした、ケイティ・ペリーの「ロアー」。曲のイメージを表現した全身豹柄の衣装に、グリルを着けて華やかなパフォーマンスを行ったケイティ。「ロアー」を生歌でパフォーマンスするのはこれが初めてということで、大きなプロモーションになったことからも、次週のチャートではセールス、ストリーミングポイントを伸ばし、首位に到達する可能性が極めて高い。また、現在製作中のプロモーションビデオが完成すれば、更にポイントが上昇することからも、次週以降でNo.1を獲得することは間違いないといわれている。
そのバトルが注目されているもうひとりの強豪、レディー・ガガは、アワードのオープニングを飾り、「アプローズ」は先週の6位から4位にアップ。リリースに合わせ、すでに完成しているプロモーションビデオが公開されたこともあり、セールス、ストリーミングポイント共に上昇。今回のパフォーマンスを含め、次週以降TOP3入りすることが予想される。貝殻ビキニという過激な衣装が、日本でも話題を呼んだ。
過激度では、そのレディー・ガガをも上回る凄まじいパフォーマンスを披露したのが、今週3位に停滞中のマイリー・サイラス。この「ウィー・キャント・ストップ」は大ヒットを記録した「パーティー・イン・ザ・U.S.A.」(2009年2位)を上回る、自身最大のヒット曲となり、年間チャートでも上位にランクインが予想される。同曲が収録予定の4thアルバム『バンガーズ』のジャケット写真も公開され、全米では10月4日にリリース予定だ。
今週TOP10入りを果たしたのは2曲。先週11位まで上昇し一気に7位までアップしたのがアヴィーチーの「ウェイク・ミー・アップ!」。先週に引き続きダウンロードセールスが好調で、アメリカでは自己初のTOP10入りを果たした。この曲は全世界で大ヒットを記録していて、400万ダウンロード、10か国以上でNo.1を獲得している。「ウェイク・ミー・アップ!」がオープニングを飾るデビュー・アルバム『トゥルー』は9月13日にリリースされる。もう1曲は、ラナ・デル・レイの「サマータイム・サッドネス」。プロデューサーであるセドリック・ジェルヴェがフューチャーされている夏の終わりを告げるような、この時期らしいナンバーで、両者共に初のTOP10入りした楽曲となった。この曲のヒットを受け、収録アルバム『ボーン・トゥ・ダイ』もセールスを伸ばし、24位まで上昇した。
今週12位にランクインしたロードの「ロイヤルズ」が、次週TOP10入りを狙う。また、ドレイクの「ホールド・オン・ウィアー・ゴーイング・ホーム」は、9月17日にリリース予定のアルバム『ナッシング・ワズ・ザ・セイム』のプロモーションを受け、17位まで上昇している。
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