全国ラジオ＆CS47局でパワープレイを獲得し、ツイッターではベッキー等の著名人も絶賛と、正しく“大型新人”に相応しい状況を生んでいる女性シンガーソングライター 片平里菜。8月10日【SUMMER SONIC 2013】大阪公演へ参戦した。

＜明確なる成長「レジカウンターに並んでる人も歌って下さい」＞

　やがてはYUI、miwaなど先輩シンガーソングライターと肩を並べ、福島県を代表するアーティストになるであろう彼女は、8月7日 シングル『夏の夜』でメジャーデビュー。今作のリリース記念イベント（弾き語りミニライブ＋サイン会）を各地で開催しているのだが、9日 タワーレコード新宿店に現れた彼女は、歌とギターだけで会場を扇情。淡々と音楽を紡いでいたインディーズ時代とはうって変わり、ライブスペースにいる観客のみならず、偶然居合わせた買い物客も「レジカウンターに並んでる人も歌って下さい」と巻き込んで大合唱を生んでいく。

＜片平里菜、サマソニの会場中に真っ直ぐな声を響かせる＞

　翌10日の朝（前日イベントから約半日後）には、舞洲サマーソニック大阪特設会場にて開催された【SUMMER SONIC 2013】へ参戦。片平里菜の夏フェスと言えば、メジャーデビュー前の新人という立場ながら、そこに居る群衆を振り向かせるだけの声を振り絞った【NANO-MUGEN FES.2012】を思い出すが、あれから約1年。彼女は炎天下の野外に驚くほどエモーショナルな歌声を届ける。同時刻の最大ステージ“OCEAN STAGE”からMAN WITH A MISSIONの超爆音が飛んできても、一切動じることなく、逆に“OCEAN STAGE”や他のステージまで青く燃える声を響かせてみせた。

＜余韻浸る間もなく「サマソニ以上にここを熱くしていきたい」＞

　サマソニの余韻に浸る間もなく、午後にはタワーレコード梅田NU茶屋町店にてイベントを実施。猛暑の中、間髪入れずライブを続けているにも関わらず「サマソニ以上にここを熱くしていきたい」と、逆に熱量を上げていく。そして再び大合唱を生み出すほどの空間を創り広げ、終演後のサイン会も疲れた様子は見せず、笑顔で楽しんでいた。なお、同イベント終了後、宿泊もすることなく翌日のライブに備えて大阪を後に。片平里菜は現在も全国各地を廻り続けている。

取材＆テキスト：平賀哲雄

◎デビューシングル「夏の夜」リリース記念ライブ
08月17日（土）福島 12:00～TSUTAYA福島南店 / 17:00～TSUTAYA桑野店
08月25日（日）札幌 14:00～タワーレコード札幌ピヴォ店 イベントスペース
08月26日（月）仙台 17:00～新星堂カルチェ5仙台店 店頭スペース
09月07日（土）福岡 13:00～アミュプラザ小倉 3Fコンコース（東館入口付近）
09月07日（土）福岡 18:30～タワーレコード福岡店