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2024/12/02 15:30

NewJeans、ADORからの離脱を発表

 NewJeansのメンバーが、所属事務所HYBEの子会社であるレーベル、ADORとの契約を解除したことを発表した。

 2022年に結成された5人組のK-POPグループは、現地時間2024年11月28日深夜の記者会見で、レーベルが契約違反を犯したとの疑惑により、ADORとの関係を断つことを明らかにした。

 ロイター通信によると、メンバーのDANIELLEは、「ADORを離れた時点で、本当に望む活動を自由に展開していくことを目指します。来年、できるだけ早く、いつでもBunniesのために新しい音楽をリリースしたいと強く願っています」とグループのファン層に言及し、「私たちは、世界中の皆さんにお会いできる機会があることを心から願っています」と述べた。

 また、NewJeansは契約終了後、今後はグループ名を使用できなくなる可能性があるとも述べた。これに対し、ADORはNewJeansとの契約は「完全に有効である」と主張。レーベルはグループに対し、今後のプロジェクトでも引き続き協力するよう促した。ロイター通信によると声明には、「グループには引き続きADORとの協力を継続するようお願い申し上げます」と書かれていた。

 NewJeansの発表は、HYBEとグループのクリエイティブ・ディレクターも務めるADORのミン・ヒジン前代表との間の数か月間にわたる経営権を巡る紛争のさなかに出された。今年初め、HYBEはミン前代表が会社を独立させようとしたと非難したが、彼女はこれを否定した。28日の記者会見で、NewJeansはミンとの仕事を継続したいとの意向を表明した。

 今月初め、NewJeansはHYBEに内容証明書を送り、ミン・ヒジンをADORの代表に復職させることなど一連の要求を提示した。CNBCによると、グループは、要求が満たされない場合は契約を解除すると警告した。NewJeansは、2029年に期限が切れる予定のADORとの7年契約に拘束されていたと米ローリング・ストーンは報じている。

 10月には、NewJeansのメンバーであるHANNIが、同社で職場ハラスメントを受けたとして、韓国の国会で涙ながらに証言した。ソウル地方雇用労働庁は11月20日、HANNIは法律上従業員とはみなされないとの結論を下し、調査を終了したと発表した。

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