2013/08/13 13:00
1987年夏に九州南阿蘇で開催され、佐野元春、BOφWY、尾崎豊、ザ・ブルーハーツといった超豪華アーティストが参加、“史上最低で、最高のロックフェス”として伝説化した【BEATCHILD】が26年の時を経て映画化され、10月26日に公開されることが明らかとなった。
【BEATCHILD】は第一回目の【FUJI ROCK FESTIVAL'97】のはるか10年前である1987年8月22日、熊本県野外劇場アスペクタで行われたイベント。THE HEART(オープニングアクト)、THE BLUE HEARTS、UP-BEAT、RED WARRIORS、小松康伸、岡村靖幸、白井貴子&CRAZY BOYS、BOφWY、THE STREET SLIDERS、尾崎豊、渡辺美里、佐野元春 with THE HEARTLANDという現在では実現不可能な豪華12組が出演。3万人の予定だったチケット販売数を大幅に超える7万2千人の観客が参加した。
イベントが始まった当初は晴れていたものの、夕方から雨が降り始め、やがて雷を伴う豪雨に。斜面となっていた会場では、足元が泥川のようになり、足がぬかるみ、寒さのあまり失神する者が続出。何台もの救急車が会場を行き交かった。夜明け前、大トリとして登場した佐野元春のステージの時には雨も上がり、朝日とともにフィナーレを迎えた。
当時ECHOESのメンバーだった、現在執筆家としても有名な辻仁成も佐野のバックバンドでギターを弾いていた。 後年、自らのエッセイ『音楽が終わった夜に』で「まさにあれはウッドストックだった。僕は「佐野元春とハートランド」のゲストとして飛び入りをした。人間で埋め尽くされた高原は圧巻であった。」と書き残している。
その伝説となった【BEATCHILD】の熱狂を閉じ込めた映画が10月26日から期間限定で、イオンシネマ、TOHOシネマズ、Tジョイほか全国80館にて公開される。監督は尾崎豊、HOUND DOG、矢沢永吉、沢田研二、美空ひばりなど数多くのミュージシャンの映像作品を多数演出してきた佐藤輝。音楽監督にはBOØWY、ザ・ブルーハーツ、宇崎竜童、GLAY、JUDY AND MARY、L'Arc~en~Ciel、TOKIOなどと数々のヒットソングを生み出してきた佐久間正英が迎えられている。
◎映画情報
『ベイビー大丈夫かっ BEATCHILD 1987』
公開日:2013年10月26日(土)より期間限定プレミアム上映
上映劇場:イオンシネマ、TOHOシネマズ、Tジョイほか全国80館
料金:全国共通前売鑑賞券 2,000円(tax in.)/ 当日券 2,500円(tax in.)
チケット:8月22日(木)発売開始
※イープラスまたは全国のファミリーマート店内のFamiポートにて
本編出演:
THE BLUE HEARTS、RED WARRIORS、岡村靖幸、白井貴子、BOφWY、The Street Sliders、尾崎豊、渡辺美里、佐野元春 (以上、出演順)
※THE HEART、UP-BEAT、小松康伸は本作品に収録されておりません。
公式サイト:beatchild.jp
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