2013/08/12
【SUMMER SONIC 2013】前夜祭ともいうべきオールナイトパーティー【SONIC MANIA 2013】が8月9日から10日にかけて幕張メッセで開催された。
【SUMMER SONIC】とともにチケットソールドアウトとなった今回、20時のオープンと共にオーディエンスが続々と会場に集合。これから始まる豪華な前夜祭に心を躍らせる。22時になると同時にRAINBOW STAGEでは初音ミクが降臨。生バンドを従えたヴァーチャルアイドルを一目見ようと、早くもフロアはパンパンに膨れ上がった。その後、オート・チューンと激しいシャウトが共存する異色のジャパニーズ・ハードコア・バンド、Fear, and Loathing in Las Vegasが、ソールドアウト連発の国内ツアーの勢いそのままに熱いパフォーマンスを繰り広げた。以降はクレイジー・ボールドヘッド、ブレイクボット、ビジーP、そしてジャスティスと、フレンチ・エレクトロ・シーンを牽引する最重要レーベルEd Banger祭りが朝まで展開。
中央のSONIC STAGEではミッドナイトパーティにふさわしいアッパーかつアグレッシヴなアーティストが揃った。ロンドン出身の最注目ダンス・ロック・バンド、モードステップを皮切りに、電気グルーヴが新旧のヒット曲次々と繰り出しオーディエンスの期待に100%応える圧巻のパフォーマンスを披露。そしてメインアクトとなるスティーブ・アオキがハードなエレクトロでフロアを完全にロック。これでもかとオーディエンスを煽るその姿はまさに世界に名だたるパーティー野郎であり、オーディエンスも負けじとハードなビートに体を揺らし、その後もクラクソンズ、アーヴィン・リスクが極上のエレクトロサウンドでフロアを華やかにかつ激しく彩った。
そしてメインのMOUNTAIN STAGEでは、先日開催された【ロック・イン・ジャパン・フェスティバル2013】のメインステージでトリを務めた2組が、偉大なるブリティッシュポップ/ロックグループを挟むという超豪華なラインナップが待ち受けていた。トップバッターとして登場した、ソニックマニア初出演のPerfumeが、5月にリリースされた新曲「Magic of Love」から始まり次々とヒット曲を披露。登場を待ちわびたオーディエンスはここぞとばかりに大歓声を送り、十分すぎるほど会場が温まったところでいよいよペット・ショップ・ボーイズが登場。世界を虜にしたポップ・サウンドは、照明と絶妙に絡み合い会場のテンションは最高潮に達し、満を持してステージに立ったヘッド・ライナー、ザ・ストーン・ローゼズもまた、地鳴りのような歓声のなか名曲を矢継ぎ早に披露。そしてサカナクションもアンコールに応える充実のパフォーマンスでオーディエンスの心をグッとつかみ、超満員の拍手喝采のなか前夜祭は幕を閉じた。
ビルボードジャパンでは今週、【SONIC MANIA】、【SUMMER SONIC】のヘッドライナーはもちろん、編集部が独自の観点でピックアップした出演の白熱ライブ・レポートを特集ページで掲載。そちらも是非ご覧いただきたい。
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