2024/09/16 09:00
サブリナ・カーペンターの『ショート・アンド・スウィート』が3週連続の首位を獲得した、今週の米ビルボード・アルバム・チャート。
362,000ユニットを記録して1位に初登場した9月7日付から、先週(9月14日付)、そして今週(9月21日付)で3週目の首位を獲得した『ショート・アンド・スウィート』。2024年のチャートで初登場から3週間以上首位を獲得したのは、5月4日付から7月20日付まで12週間を記録したテイラー・スウィフトの『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』(通算15週間)に続く2作目の快挙となる。
登場3週目の今週は、ストリーミングが101,000(20%減少)、セールスが15,000(45%減少)、トラックによるユニットは1,000(5%減少)を記録して、累計117,000ユニット(25%減少)を獲得。週間再生回数は全12曲で1億3,479万回を記録して、ストリーミング・チャートでも3週目の首位をキープした。
以下、2位はポスト・マローンの『F-1 トリリオン』(72,000ユニット / 16%減少)、3位はチャペル・ローンの『ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ア・ミッドウェスト・プリンセス』(57,000ユニット / 7%減少)、4位はモーガン・ウォレンの『ワン・シング・アット・ア・タイム』(52,000ユニット / 7%減少)、5位はテイラー・スウィフトの『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』(51,000ユニット / 3%減少)、6位はビリー・アイリッシュの『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』(47,000ユニット / 3%減少)がそれぞれ同位をキープして、1位から6位は先週と同じタイトルがランクインした。
ザック・ブライアンの『ザ・グレート・アメリカン・バー・シーン』(38,000ユニット / 2%減少)は先週の8位から7位、ノア・カーンの『スティック・シーズン』(38,000ユニット / 3%減少)も9位から8位にそれぞれランクアップして、9位には先週11位にランクインしていたモーガン・ウォレンの『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』(32,000ユニット / 5%減少)が上昇し、再びTOP10入りした。
今週10位には、ピンク・フロイドのメンバーとして知られるデヴィッド・ギルモアの新作『邂逅』が初登場。本作は、2015年にリリースした前作『飛翔』以来約9年ぶり、5枚目のスタジオ・アルバムで、ソロ・アルバムとしては以下に続く3作目のTOP10入りを果たした。
1st『デヴィッド・ギルモア』(1978年 / 最高29位)
2nd『狂気のプロフィール』 (1984年 / 最高32位)
3rd『オン・アン・アイランド』 (2006年 / 最高6位)
4th『飛翔』(2015年 / 最高5位)
5th『邂逅』(2024年 / 最高10位)
ソロとしては本作が3作目のTOP10入りだが、ピンク・フロイドとしては1973年に1位を記録した大ヒット作『狂気』から、2014年に最高3位を記録した『永遠/TOWA』まで、計10作がTOP10にランクインしている。なお、『狂気』は今年の5月に史上最長記録となる990週目のランクインを果たした。
『邂逅』の初動ユニットは32,000で、その内訳はセールスが30,000(今週のトップ・セールス)、ストリーミングは2,000(217万回)で、そのほとんどがセールスによるものだった。高セールスを記録した本作は、4種類のアナログ盤(8,500枚)、2種類のCD、ブルーレイ・オーディオがリリースされている。
Text: 本家 一成
※関連リンク先の米ビルボード・チャートは9月20日以降掲載予定となります。
◎【Billboard 200】トップ10
1位『ショート・アンド・スウィート』サブリナ・カーペンター
2位『F-1 トリリオン』ポスト・マローン
3位『ザ・ライズ・アンド・フォール・オブ・ア・ミッドウェスト・プリンセス』チャペル・ローン
4位『ワン・シング・アット・ア・タイム』モーガン・ウォレン
5位『ザ・トーチャード・ポエッツ・デパートメント』テイラー・スウィフト
6位『ヒット・ミー・ハード・アンド・ソフト』ビリー・アイリッシュ
7位『ザ・グレート・アメリカン・バー・シーン』ザック・ブライアン
8位『スティック・シーズン』ノア・カーン
9位『デンジャラス:ザ・ダブル・アルバム』モーガン・ウォレン
10位『邂逅』デヴィッド・ギルモア
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