2013/07/29 16:43
日本最大級の野外音楽フェスティバル【FUJI ROCK FESTIVAL '13】が7月26~28日までの3日間、新潟県・苗場スキー場で開催。突然の豪雨や雷鳴の中、ナイン・インチ・ネイルズ、ビョーク、ザ・キュアーといったヘッドライナーをはじめ、100組を超えるアーティストがライブを行った。
初日となる7月26日、最大規模のGREEN STAGEのトップバッターはROUTE 17 Rock‘n’Roll ORCHESTRA。豪華なバンドメンバーの演奏で、仲井戸“CHABO”麗市、大江慎也、甲本ヒロト、トータス松本らがフジロックに相応しいロックナンバーで幕開けした。続いても、パンクバンドの伝説的存在ザ・ラモーンズのベーシスト、CJ ラモーン
や、昨年再始動したKEMURI、第55回グラミー賞で主要2部門を受賞したFUN.、今年21年ぶりの新作をリリースしたマイ・ブラッディ・バレンタイン、日本国外にも多くのファンを持つBRAHMANらが苗場にロックをかき鳴らす。ホワイトステージでも怒髪天や、浅井健一といった国内ベテラン勢や、ライ、ローカル・ネイティヴスといった注目アーティストが同時間に登場し、多くのロックファンが悩ませる。
初日のトリには2009年の活動休止から復活後、初のステージとなるナイン・インチ・ネイルズが豪雨の中、サウンド、ライティングと緻密に構築されたステージングでオーディエンスを圧倒した。
2日目となる7月27日、GREEN STAGEのトップバッターはフジロック新人アーティストの登竜門であるROOKIE A GO-GOに出演していたTHE BAWDIESが登場。オールドでバキバキのロックサウンドに続いてのエイミー・マンはピースフルなステージを展開。この日一番の豪雨の中でパフォーマンスとなった奥田民生は男気溢れるロック空間を集まったファンと共に作り上げた。引き続き雨の中、最先端のサウンドを突き付けたフォールズに、演出の様に雨を止ませたカール・ハイドが自身の新しいスタイルを描き出した。昨日同様に別ステージではヒップホップを凌駕した脅威のケンドリック・ラマーのバンドセットや、2DJ×4MCによるジュラシック5の最強エンタメステージと様々なジャンルのアーティストのライブが繰り広げられる。
2日目のGREEN STAGEヘッドライナーはビョーク。雨も止んだことで開演前から周辺は会場に移動するファンで大渋滞するほど混雑。大自然と共鳴し、融合するような美しい音楽世界に集まった観客は魅了された。
最終日、7月28日のGREEN STAGEはチバユウスケ、中村達也、イマイアキノブという日本ロック界最強メンバーによるゴリゴリのロックンロールでスタート。続くヨ・ラ・テンゴもゴリゴリのフィードバックを効かせたサウンドでファンを異次元に導く。ウィルコ・ジョンソンは空間を切り裂くマシンガンギターで熱狂の渦を生み出した。空まで切り裂いてしまったのか、続く加藤登紀子&シアターブルックのステージではまたしても豪雨。しかし、音楽の“愛と力”なのか優しく力強い歌声は雨を弱めていった。そして、近年様々な音楽賞を受賞し、待望の初来日となったマムフォード&サンズに、USインディーロックの巨星、ヴァンパイア・ウィークエンドとヘッドライナー級のラインナップが凄まじいパフォーマンスで終盤に突入していく。
この3日間のGREEN STAGEの大トリを飾ったのはザ・キュアー。大量のスモークの中ステージに登場。21:30から0:30までアンコールを含む約3時間36曲の大サービスな内容で今年のフジロックを締めくくった。
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