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ドナルド・グローヴァー、チャイルディッシュ・ガンビーノ名義での活動終了の理由を明かす

 現地時間2024年7月19日、最新アルバム『バンドー・ストーン&ザ・ニュー・ワールド』のリリースをもって、ドナルド・グローヴァーはチャイルディッシュ・ガンビーノ名義での活動の幕を閉じることになる。

 同アルバムが今週末にストリーミング・サービスで配信が開始される2日前となる7月17日、彼は米ニューヨーク・タイムズ紙のインタビューに応じた。俳優、作家、シンガーなど複数兼業する彼にとって、チャイルディッシュ・ガンビーノという名義が「充実したものではない」と感じたため、次に進む時であると感じたそうだ。

 「本当に“ああ、終わった”という感じで、充実したものではなくなった」と彼は認めた。「そして、もうこのようなやり方で作る必要はないと感じました」と続けた。

 ガンビーノは、同名の超大作映画のサウンドトラックが最後の作品になることにためらいはない。前に進むことにも後悔はないようだ。

 彼は、「世界で神への愛は過小評価されていると思います」と付け加えた。「息子を肩に乗せると、深い喜びを感じます。それがリアルです。死に際に自分の人生を回想して“神よ、ありがとう。恥ずかしいことをしないで良かった”なんて言う人はいません」と説明した。

 40歳の彼は、今月初めに米ニューヨークのリトル・アイランドで限られた人数のオーディエンスを前に、彼が様々な影響を受けていることがわかるジャンルを融合させたアルバムの試聴会を行った。『バンドー・ストーン&ザ・ニュー・ワールド』には、ジョルジャ・スミス、イェート、クロイ・ベイリー、スティーヴ・レイシー、フロ・ミリー、アマラエ、フーシェらがゲストとして参加しており、グローヴァーの息子もカメオしている。同アルバムは、ガンビーノ名義では5作目で、今年5月にアップデート版としてリリースした『アタヴィスタ』のもととなる2020年のアルバム『3.15.20』以来となる。

 今週はドナルド・グローヴァーにとって喜ばしい週で、ジョン・スミス役で出演しているドラマ『ミスター&ミセス・スミス』で【プライムタイム・エミー賞】の<主演男優賞(ドラマ・シリーズ部門)>と<脚本賞(ドラマ・シリーズ部門)>の2部門にノミネートされた。彼は過去に『アトランタ』で【エミー賞】の<主演男優賞(コメディ部門)>を獲得している。

 このアマゾン・プライム・ビデオ・シリーズの共演者であるドナルド・グローヴァーとフランセスカ・スローンは、米ビルボードに対し独占で【エミー賞】ノミネートに反応する声明を発表した。

 「どうなっているんでしょう!テレビ芸術科学アカデミーに感謝します!本当に予想していませんでしたが、精いっぱいやりました。親友たちと一緒に何かを作るなんて、そうそうできることではないですし、これがこんな形で愛を受け取るなんて、そうそうあることではありません」と述べた。

 さらに、共同声明は「ジェン、ヴァーノン、カーラ、カリーナ、そしてアマゾンのチーム全員に、私たちの方法を実現するための揺るぎないサポートに感謝します。マイケル・シェーファー(筋肉)、ヤリブとニュー・リージェンシー、“ノーと言わない”アンソニー(あんたが大将)、ケイトリン(接着剤)、ファム(秘伝のタレ)、ヒロ(ビジョナリー)、クリスチャン(ハート)、カルメン・キューバ(女王)、ダグ、カレナ、エイミー、クリスティーナ、スティーブ、カーラ、アダマ、アダヌ、イヴォンヌ、ジュリア、シャイラー、カイル、アイザック、ケイト、そして特にグレッグ、デイヴ、ジェリー、ルース、マデリン、ブレア、コーディ、スティーヴン・マーフィー、ポープと彼らの素晴らしいチーム、ネイサン、ロブ、エリック、グレン、エミール、とんでもなく才能豊かなゲストスターたち、特にプロダクション・アシスタントやアシスタントを含む疲れ知らずのキャストとクルーにお礼を言いたいです。そして最も重要であるマヤの寛大さと、私たちのジェーンになってくれた比類なき才能に感謝します。みんな愛しています!」と続けた。

 【第76回プライムタイム・エミー賞授賞式】は、米東部時間9月15日午後8時から米ロサンゼルスにあるピーコック・シアターからABCで生中継される。

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