2013/07/17
三池崇史監督による人気試写会シリーズ「大人だけの空間」がビルボードライブ東京にて開催され、映画『凶悪』で主演を務めた山田孝之と白石和彌監督とともに作品の魅力が語られた。
本作は、死刑囚の告発をもとにジャーナリストが事件の真相を暴き、犯人逮捕へ導くノンフィクション小説を題材にした社会派サスペンス。「凶悪な映画を数多く撮られている三池監督の前で、僕自身がまさか『凶悪』という作品を紹介するなんて想定外…」と恐縮する白石監督を前に、三池監督は「ここ十年の間に全国で公開された映画の中で、この映画自体が事件。」と絶賛した。また、撮影期間が3週間しかなかったというタイトなスケジュールの中で演じきった山田孝之は「自分の演じたジャーナリスト“藤井”は、映画の中で気持ちが大きく変化していくので、演じ分けるのが難しかった。初めて台本上に、気持ちの変化を書きこんで整理した。」と、苦労を明かした。
最後に三池監督は、「この作品は映画の力をしめしてくれる。逃げずに見てほしいし、自分も、うかうかしていられないなと覚醒させてくれた。」と語り、山田も「実際にあったことを元にしている作品なので、今の日本で起きている問題点を考えさせてくれる作品。」と語った。モントリオール世界映画祭にも出品が予定されている衝撃の話題作『凶悪』は、9月21日より全国ロードショー。
◎作品情報
映画『凶悪』
出演:山田孝之、ピエール瀧、池脇千鶴、リリー・フランキー
原作:新潮45編集部編『凶悪 –ある死刑囚の告発-』(新潮文庫刊)
監督:白石和彌
配給・宣伝:日活
9月21日(土)新宿ピカデリーほか全国ロードショー
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