2024/02/10
【ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック】(WIM)の日本版実施に伴い展開されている、独自の観点から“音楽業界における女性”にフォーカスしたインタビュー連載『わたしたちと音楽』。Vol.33となる今回は、水曜日のカンパネラの詩羽が登場した。
水曜日のカンパネラの2代目・主演&歌唱担当として音楽活動をスタートし、活動のフィールドを広げている彼女。オリジナリティのあるルックスは、高校生の頃に原形ができていたと話すと、「私は学生生活で上手に生きていけなかったタイプなんです。“こうなりたい”というアイコンや理想像があったわけではなく、そのときの弱かった自分から脱却したかった。“強くなりたい”という思いで、口にピアスを開けて、髪を刈り上げてみたんです」と説明した。
壁にぶつかったことはないものの、“落ち込むことはありますね”と話すと、「そんなときは、食べて、寝る!(笑)自分にはすぐにどうにもできない事柄ってあるじゃないですか。それこそルッキズムだって、すぐには変えられない。悩み続けたってどうしようもないってわかっていても、落ち込んでしまうときはあるから、そういうときには飲み込まれないようにちゃんと食べて、夜遅くなる前に寝ること! 夜より朝のほうが元気だって、22年間生きてきて気がつきました」と対処法を明かした。
そんな彼女もキャリア1年目は“すごくピリピリ”していたそうで、「今よりも尖ってた、というよりトゲトゲしていたかな。でもそれも悪いことだったとは思っていなくて、飲み込めない意見は飲み込まないでよかったし、“それで良いんだよ”って言ってあげたいですね。そこでちゃんと自分なりに悩んで葛藤してきたからこそ、今があるわけですから」と語った。
インタビュー全文は特集ページにて公開中だ。また、【ビルボード・ジャパン・ウィメン・イン・ミュージック】の特設サイトでは、これまでのインタビューやプレイリストなどをまとめて見ることができる。
2007年からアメリカで開催されている【ビルボード・ウィメン・イン・ミュージック】は、音楽業界に貢献した女性を表彰するアワードで、2023年版は3月に実施された。日本では、インタビューやライブ、トークイベントといった複数のコンテンツから成るプロジェクトとして2022年秋にローンチした。
Photo: Megumi Omori
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