2010/10/21
RIC OCASEK率いるニュー・ウェイヴ・バンド、THE CARSが23年ぶりのアルバムをレコーディングするために再結成、ツアーの可能性もありそうだ。
セッションが最初に確認されたのはベテラン・エンジニアのPAUL OROFINOによるプロ・サウンドのオンライン・メッセージ・ボードへの書き込み。これはその後削除されたが、7月後半ボストンのレコーディング・スタジオに4人の生存するメンバーが揃ったバンドの写真がフェイスブックに掲載されていた。
先週、THE CARSは彼らのフェイスブック・ページに新曲「BLUE TIP」の73秒のスニペットを発表したが、アルバムについてはそれ以上なんの情報もなかった。
OROFINOの書き込みによると、OCASEKとギタリストのELLIOT EASTON、キーボーディストのGREG AWKES、ドラマーのDAVID ROBINSONからなるバンドはニューヨーク州ミルブルックにある彼のスタジオでアルバムのための新曲だけをレコーディングしていたという。また、HAWKESはすべてのベース・パートをプログラミングで演奏、2000年に癌で亡くなったオリジナル・ベーシスト、BENJAMIN ORRの穴を埋めていたという。
グループはツアーをきわめて前向きに検討中だが、日程はまだ決まっていないようだ。
THE CARSは1970年代後期にボストンで結成され、「JUST WHAT I NEEDED」、「BEST FRIEND’S
GIRL」、「LET’S GO」などのヒットで有名になった。サウンドはなめらかで、キーボードを多用しながらもギターのバリバリしたコードも生かしていた。OCASEKのロックスター離れしたルックスも話題を呼んでいた。
1981年にはアルバムと同名のシングル「SHAKE IT UP」が大ヒット、1984年の『HEARTBEAT CITY』も「YOU MIGHT THINK」、「MAGIC」、「DRIVE」などのヒット曲を生んだ。
1988年に解散後メンバーはそれぞれの活動に入り、OCASEKはGUIDED BY VOICESやNO DOUBT、WEEZERのプロデューサーとして知られるように。彼がバンド復帰を拒んでいたため、再結成は長らく不可能と思われていた。
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