2013/06/20
リル・ウェインの新曲「ゴッド・ブレス・アメリカ」のミュージックビデオの撮影風景がインターネット上にアップされ、その映像が物議を醸している。
1分間の同映像では、ニューオーリンズ、ホーリーグローブの地元住民たちに囲まれたリル・ウェインが、アメリカ国旗を背にラップしており、やがて国旗が下に落ちると、後方に下がったウェインが国旗を踏みつけている姿が見られる。
リル・ウェインは“わざと国旗を踏んだんじゃない! あれは俺の後ろで国旗が落ちて、その後ただパフォーマンスしただけの1シーンなんだ”と、ツイッター上で釈明した。
また、その後間もなく、フェイスブックでも自身の行為やビデオについてさらに説明。「アメリカ合衆国の国旗を冒涜するような意図は全くなく、アルバムから“ゴッド・ブレス・アメリカ”というタイトルの曲のビデオを撮っていたんだ。ネットに上がっている映像は、国旗の背後に隠されたアメリカのフッドを見せるカメラのトリック映像さ。編集後のビデオ最終版では、背後に隠れていたものが国旗が落ちて明らかになるけど、地面の上に国旗が落ちているところは見えないんだ」としている。
「俺を含めフッドで育った多くの人たちは、あの環境が彼らの知っている唯一のアメリカなんだ。俺は幸運なことに、神様が与えてくれた才能のお陰でフッドから脱出し、この国の他の美しい場所を見ることができるけど、そういった環境で生まれた殆どの人たちはそういうチャンスがないんだ。それが彼らの知っている彼らのアメリカで、ニューオーリンズのホーリーグローブ出身の俺、ドウェイン・M・カーターが知っていたアメリカだったんだ。この曲ではそういうことを歌っているのさ」
クール&ドレーのプロデュースによる同曲は、最高2位を記録した今年3月リリースのアルバム『アイ・アム・ノット・ア・ヒューマン・ビーイングII』に収められている。
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