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2023/12/04 16:00

ザ・ウィークエンド、自身のXO基金を通じて緊急食400万食相当をガザに寄付

 現地時間2023年12月1日、国連世界食糧計画(WFP)親善大使のザ・ウィークエンド(現在は本名のエイベル・テスファイ)が、自身のXO人道基金から250万ドル(約3億6,700万円)をWFPのガザでの人道支援に充てたと同団体が発表した。

 WFPによると、この寄付金は400万食分の緊急食に相当し、173,000人以上のパレスチナ人を2週間養うことができる820トンの食料小包の配送に充てられるという。

 WFPの中東・北アフリカ・東欧地域担当ディレクターであるコリーン・フライシャーは、ガザへの援助の緊急性について、「この紛争は、想像を絶する人道的大惨事を引き起こしました。WFPは24時間体制でガザでの援助に取り組んでいますが、我々が目の当たりにしている絶望的なレベルの飢餓に対処するためには、大規模な規模拡大が必要です」と声明でコメントした。この危機は、10月7日にイスラム過激派組織ハマスがイスラエルに仕掛けた奇襲攻撃を受け、イスラエル軍が数週間にわたり激しい砲撃を続けている結果だ。

 「我々のチームは、安全で持続的な人道的アクセスと、できる限り多くの人々に手を差し伸べるためのドナーからの継続的な支援を必要としています」とフライシャーは続け、「パレスチナの人々のために貴重な貢献をしてくれたエイベルに感謝します。他の人々がエイベルの例に倣い、我々の活動を支援してくれることを願っています」と綴っている。

 WFPはテスファイからの寄付について、長引く紛争の影響で飢餓に直面している100万人以上のガザ住民に食糧を供給する団体の努力における重要な時期にもたらされたと述べた。1週間のイスラエルとハマスの休戦期間中に、ガザの12万1,000人以上の人々に、焼きたてのパン、栄養強化されたデーツ・バー、缶詰、小麦粉、パスタ、トマトソース、油などを提供したと同団体は発表した。休戦は続かず、現地時間の12月1日からイスラエル軍による攻撃が再開されている。

 ザ・ウィークエンドは2021年10月に親善大使に任命され、XO基金を通じてこれまでに180万ドル(約2億6,400万円)の個人的な寄付を行い、WFPの世界的な飢餓救済活動を支援してきた。彼は2024年に世界各地で開催されるスタジアム・ツアー【アフター・アワーズ・ティル・ドーン】のコンサート・チケットの売上1枚につき1ドル相当をXO人道基金に充てることを約束している。

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