2013/06/05
スコット・ウェイランドがストーン・テンプル・パイロッツを共に結成したメンバー達に対し、700万ドル(約7億円)の反訴訟を起こした。彼らには自分を同バンドから追い出す法的権利は無いと主張しており、また、彼らにバンド名の使用を禁ずるよう求めている。
米ゴシップサイト“TMZ”によると、ウェイランドは「バンドを立ち上げ、グループ名を付け、全ての曲を歌い、作詞し、20年間もバンドの顔だった人間を、いったいどうやって追い出すっていうんだ?」と話しているという。
裁判官に対し同バンドのパートナーシップを解消するよう求めている彼は、損害賠償金として少なくとも700万ドルの支払いを請求している。
今回の訴訟は、ソロ・キャリアの宣伝にバンド名を用いているウェイランドを5月24日にストーン・テンプル・パイロッツ側が訴えたことに対して起こしたもの。同訴訟で彼らは、ウェイランドがソロでバンドの曲を歌うことが出来なくなるよう求めている。
ウェイランドはファンへの手紙で、「俺が自分自身でツアーを行なう時は、ストーン・テンプル・パイロッツとしてではなく、スコット・ウェイランドとしてやっている。ファンのみんなには、何を目にしているか知ってほしい」と自身のライブについて綴っている。
他のメンバーたちは、リンキン・パークのシンガー、チェスター・ベニントンを助っ人に迎えバンドを継続している。5月18日には、米ラジオ局“KROQ”の【ウィニー・ロースト】で40分にわたるサプライズ・ステージを行ない、新曲「アウト・オブ・タイム」を初披露した。
その際、ギタリストのディーン・ディレオは「(ベニントンにとって)リンキン・パークが最重要だってことは俺達もわかっている。でも一緒に何かやるのもいいんじゃないかと思ったんだ」と話していた。
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