2013/05/16
7月3日にニューアルバム『Parallel World II KUBOSSA』の発売を控える久保田利伸が、4月23日から3日間にわたって、自身初となるブラジル・リオデジャネイロでのレコーディングを敢行した。
今回のブラジルレコーディングの目的は、音楽家でありピアニストのダニエル・ジョビンとのセッション。ボサノバ・ミュージックの創始者であり、「イパネマの娘」「コルコバード」など多数の作・編曲作品を残し、ブラジル人の誇りとまで言われた故アントニオ・カルロス・ジョビンの実孫にあたる人物だ。久保田利伸とは1997年9月に世界発売されたコンピレーション・アルバム『The Bridge』の収録曲「Send Me An Angel」でのレコーディング以来、2度目の共演となった。
2人はアントニオ・カルロス・ジョビンが住んでいた自宅スタジオで、生前使い込んだピアノを使用し、「コルコバード」のレコーディングを実施。終了後、ダニエルは「亡き祖父が残してくれた偉大な楽曲を今、こうして久保田とともに新しい今の解釈で素晴らしい内容に作り上げられた事をとても嬉しく思う」と、感慨深い様子で語ったという。
一方の久保田も「R&Bばかりを愛し続けているようなイメージの私ですが、実は聴くものとしてはボサノバも負けず劣らず大好きです。実は20年ほど前にレゲエばかりの特別アルバム『KUBOJAH』を作った時から次はボサノバだと決めており、その制作のチャンスをずっとうかがっておりました。実際何曲もボサノバをやってみて、エモーションを追求し続けるR&Bのものとは違う、素朴でかつカラフルな歌い方を発見することができました。今後、作っていく曲たちにもなんらかの良い影響を与えそうです」と、良い刺激が得られたようだ。
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