2023/02/24
今年でシリーズ9年目となる玉置浩二のシンフォニック・コンサート【玉置浩二 LEGENDARY SYMPHONIC CONCERT 2023 “Navigatoria”】ツアー皮切りとなる東京公演が、東京芸術劇場コンサートホールで2023年2月23日、24日の2日間にわたり開催された。
本ツアーはNavigatoria(ナビガトリア:道標)と銘打たれ、2022年ツアーのテーマ「理想郷」を超え、さらなる高みに挑む玉置の決意を表している。新たな伝説を予感させる新しいステージの開幕に期待が高まる中、まずは拍手とともに東京フィルハーモニー交響楽団、指揮の大友直人が登場。コンサートの幕開けとなる曲は「歓喜の歌」。2016年に玉置が平和への祈りをテーマに作曲した本コンサートシリーズのオリジナル管弦楽曲である。
静かな所作とともに舞台に降り立った玉置は、ピアノとストリングスの掛け合いが美しく心地良いインストゥルメンタル作品「あこがれ」から続く「ロマン」を情熱的に歌い上げた。客席を埋め尽くす聴衆の心を一気に引き込む唯一無二の歌声が会場に響き渡った。
全国各地のプロオーケストラによる充実したサウンドで、珠玉の傑作選とも言えるセットリストを堪能できるのが玉置のシンフォニックコンサートの魅力の一つ。
なかでもこの日最もファンを驚かせた一曲は、安全地帯の新曲「愛の戦友」であろう。玉置の作詞作曲によるこの曲は、昨年リリースされ、ライブでの披露は本公演が初となる。「愛」をテーマに熱く表現する玉置のボーカルと、オーケストラのスケールの大きなサウンドに、ひときわ熱い拍手が沸き上がった。
その後も代表曲が次々と演奏され、一音一音を聴き逃すまいとオーディエンスの集中力は高まっていく。そしてそれに応えるかのように、玉置は様々な表情をその声に乗せて届けていく。クライマックスまでその興奮を高めながら駆け抜け、まさに新たなる伝説の始まりを感じさせる一夜となった。全ての演奏を終えたあと、カーテンコールで幾度となくファンの前に現れた玉置の軽やかな足取りが、ツアー初日となった東京公演の成功を物語っていた。
本ツアーは、オーケストラ公演初開催となる沖縄を含む全国10都市18公演の開催を予定しており、過去最大規模となる。玉置浩二のライフワークとなっているシンフォニックツアーは年々注目度が高まっており、チケットは一般発売初日に全公演完売となった。
Photo by Eri Iwata
◎公演情報
【玉置浩二LEGENDARY SYMPHONIC CONCERT 2023 “Navigatoria”】※全会場完売
①2月23日(木祝)東京・東京芸術劇場 コンサートホール
②2月24日(金)東京・東京芸術劇場 コンサートホール
③3月4日(土)大阪・フェスティバルホール
④3月5日(日)大阪・フェスティバルホール
⑤3月15日(水)愛知・愛知県芸術劇場 大ホール
⑥3月23日(木)福岡・福岡サンパレス ホテル&ホール
⑦3月30日(木)東京・東京国際フォーラム ホールA
⑧4月13日(木)群馬・高崎芸術劇場 大劇場
⑨4月24日(月)北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru
⑩4月25日(火)北海道・札幌文化芸術劇場 hitaru
⑪4月28日(金)兵庫・兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
⑫4月29日(土)兵庫・兵庫県立芸術文化センター KOBELCO大ホール
⑬5月5日(金祝)熊本・熊本城ホール メインホール
⑭5月15日(月)大阪・フェスティバルホール
⑮5月16日(火)京都・ロームシアター京都 メインホール
⑯5月25日(木)東京・東京ガーデンシアター
⑰6月2日(金)沖縄・那覇文化芸術劇場なはーと 大劇場
⑱6月3日(土)沖縄・沖縄コンベンションセンター 劇場棟
■管弦楽・指揮
①②⑯【管弦楽】東京フィルハーモニー交響楽団 【指揮】大友直人
③④⑤【管弦楽】大阪交響楽団 【指揮】田中祐子
⑥⑬【管弦楽】九州交響楽団 【指揮】円光寺雅彦
⑦【管弦楽】新日本フィルハーモニー交響楽団 【指揮】田中祐子
⑧【管弦楽】群馬交響楽団 【指揮】大友直人
⑨⑩【管弦楽】ビルボードクラシックスオーケストラ with SORA 【指揮】栁澤寿男
⑪⑫【管弦楽】日本センチュリー交響楽団 【指揮】湯浅卓雄
⑭⑮【管弦楽】大阪交響楽団 【指揮】湯浅卓雄
⑰⑱【管弦楽】琉球交響楽団 【指揮】大友直人
https://billboard-cc.com/classics/tamaki-navigatoria/
◎チケット情報 ※全公演完売
13,000円(全席指定・tax in.)※特製ブックレット付 ※未就学児入場不可
◎コンサートに関するお問い合わせ
【東京・群馬】キョードー東京 0570-550-799(11:00~18:00/土日祝10:00~18:00)
【大阪・兵庫・京都】キョードーインフォメーション 0570-200-888(11:00~18:00/日祝休)
【愛知】サンデーフォークプロモーション 052-320-9100(全日12:00~18:00)
【北海道】道新プレイガイド 0570-00-3871(10:00~17:00/日曜休)
【福岡・熊本】キョードー西日本 0570-09-2424(11:00~15:00/日祝休)
【沖縄】PMエージェンシー 098-898-1331(月~木11:00~14:00/金土日祝休)
【※記事公開時、「今年でシリーズ8年目」としておりましたが「シリーズ9年目」の誤りでした。お詫びして訂正いたします。】
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