2023/02/20 14:00
FM 大阪が「飲酒運転撲滅」を唱えるSDD PROJECT(STOP! DRUNK DRIVING PROJECT)の集大成となるイベント【LIVE SDD 2023】が、2月18日に大阪城ホールにて開催された。
このプロジェクトは今年16年目を迎え、SDD に賛同しプロジェクトに参加している人(SDD メッセンジャー)は219万人にも及ぶ。3年ぶりに、大阪城ホールに1万人のメッセンジャーを迎え開催された【LIVE SDD 2023】は、SDD プロジェクト・プロジェクトリーダーのSTARDUST REVUE、TRFを中心にSDDに賛同した9組のアーティストによる豪華なコラボステージを展開。全国にいるSDDメッセンジャーとともに、大阪城ホールから全国へ飲酒運転撲滅のメッセージを発信した。
開演前に、オープニング・アクトとしてSDDメッセンジャーの投票により選ばれた、LIVE SDDメッセンジャーズ・アーティスト、学芸大青春が登場。「DoDo tz Dotz」を披露し、フレッシュかつ力強いパフォーマンスで開演前の会場を温めた。
【LIVE SDD 2023】のトップを飾ったのは、SDDプロジェクト・プロジェクトリーダーの TRF。「SDD メッセンジャー、頼んだよ~!!」という掛け声で「BOY MEETS GIRL」を歌い、1曲目から会場の熱を上げると、観客はステージに向かって黄色いハート型のSDD メッセンジャーカードやペンライトを掲げ、盛り上がった。最後にはヒット曲のひとつ、「survival dAnce ~no no cry more~」を披露し、ライブのオープニングを華々しく飾った。
2組目には、新メンバー4人が加入し9人体制となった超特急がメンバーカラーの衣装に身を包んで登場。「NEW WORLD」「超えてアバンチュール」をノンストップで披露。「飲酒運転撲滅を願う者は頭振ってくれ~!!」と叫び、9人でステージをめいっぱい使った迫力のあるステージを届けた。最後には「みなさん交通ルールを守りながらも、自分たちの夢に真っ直ぐ進んでいけるよう披露したいと思います」と「Burn!」を歌い、「飲酒運転はダメだというバッテンを作るよ」と叫ぶと観客はメンバーの振りに合わせて大きくバッテンを作って一体感のあるステージを作り上げた。
続いて登場したのは、【LIVE SDD】初出演、THE RAMPAGEパフォーマー5名によるHIPHOP グループ、MA55IVE THE RAMPAGE。パワフルな歌とキレキレのダンスで迫力満点のステージを届け、「STOP!DRUNK!DRIVING! 皆さんこの言葉を胸に一緒に盛り上がって行きましょう」と昨年リリースした「LIT」を含む3曲を披露。トークパートでは、「SDD、ルールやマナーを守っていただければと思います。」と改めて全国へ飲酒運転撲滅を呼びかけた。
ここで、『JD 共済 presents SDD 全国こども書道コンクール』パートへ。全国の小中学生を対象に、未来あるこどもたちから大人への飲酒運転撲滅のメッセージを書道で表現してもらう本コンクールは、今年で11回目を迎えた。各地のFM局より全国5地区で最優秀賞に選ばれた5名と作品を紹介し、こどもたちから大人へ向けて作品へ込めた想いとともに飲酒運転撲滅のメッセージを発信した。
次に登場したのは、一昨年ぶりの出演となる鈴木愛理。観客に「clap!」と呼びかけ、「rescue」を披露。「私、実は大阪城ホールで歌を歌うのがこの瞬間が初めてなんです」「2年前はオンライン配信で開催のLIVE SDD に出演しましたが、大阪城ホールで歌えて嬉しいです」と喜びを語った。ラストは、特別上映版『かぐや様は告らせたい-ファーストキッスは終わらない-」エンディングテーマの「heart notes」を歌い、会場を温かく包み込んだ。
続いては、昨年に続き8回目の出演となる家入レオが登場。まずは、代表曲「未完成」を含む2曲をノンストップで感情たっぷりに歌い上げた。「360度ステージですが楽しんでますかSDD!」と、「空と青」を客席を360度見渡しながら、観客に語りかけるように歌い上げた。トークパートでは、「未来に向けて前向きに一人一人が飲酒運転はしないことを心がけていって欲しいなと思います。」と、想いを熱く語った。
ここで、シークレットゲストの森高千里がステージへ登場すると、会場からは拍手とどよめきが沸き起こった。【LIVE SDD】への出演は2014年ぶり。「私も毎日のように運転しますが、お酒を飲んだら運転しないという意識をみなさん改めて大切にしていきましょう。」と語り、「渡良瀬橋」「私がオバさんになっても」などヒット曲3曲を披露し会場を大いに盛り上げた。
続いては、SSTARDUST REVUE・根本要、TRFが登場し、今年7年目を迎える、音楽を志す交通遺児のため、返済の必要がない100%給付型の奨学金、“SDD音楽奨学金”の授与式へ。奨学生に選ばれた1名の発表が行われた。奨学生の松本紗和さんは、「歌で人を笑顔にしたい」と声楽科を目指して春からは音楽大学への進学が決まっている。「音楽の力で元気や希望をたくさんの方へ与え、次の世代へ繋いでください。219万人のメッセンジャーが応援しています。」と小倉智明からのメッセージも送られた。
ライブパートが再開し登場したのは、STARDUST REVUE。「大阪ネオン・パラダイス! 行ってみよう!!」と、「銀座ネオン・パラダイス」を熱く歌い上げると、会場はあっという間にSTARDUST REVUEの世界観へ。「今日はSDDへのみんなの想いを重ねて全国へ届けたいと思っております。」と語り、メジャー・デビューシングル「シュガーはお年頃」を披露。観客は身体を揺らして懐かしいサウンドを楽しんだ。
ここからは、コラボステージへ。根本要が「矢井田瞳、ヤイコ~」と呼びかけると、「ハロー大阪! 楽しんでますか~」の掛け声とともに矢井田瞳がステージへ登場し、1曲目の「Look Back Again」から会場のボルテージを上げた。「スタレビのみなさんと一緒のステージに立てるのは多幸感いっぱいで、今日もとても楽しみにしていました」と嬉しそうに語った後、「駒沢公園」をしっとりと歌い上げた。最後は、「大阪のみなさん、カモーン!!」と、【LIVE SDD】恒例の楽曲「愛の歌」でこの日限りのスペシャルなコラボレーションを届けた。
コラボステージが終了し、西日本高速道路株式会社、阪神高速道路株式会社、本州四国連絡高速道路株式会社、及び株式会社エフエム大阪の4社が共同で行う、高速道路における交通事故をゼロにするための危険運転撲滅プロジェクト「STOP! NAGARA DRIVING PROJECT」(通称「SND プロジェクト」)のパートがスタート。SNDプロジェクトの一環として、ながら運転撲滅に対してのメッセージを公募した「Heart to Heart 伝えよう! 届けよう! 冬のSND メッセンジャーキャンペーン」のグランプリ作品受賞者の青田広さんがステージへ登場し、作品への想いを語った。グランプリ作品をモチーフとした朗読劇『ハンドル離して、心はつないで』を、鈴木愛理が一言一言を噛み締めるように SDDシンフォニックオーケストラの演奏とともに届けた。
朗読が終わり、ステージには本日ラストのアーティストとなるSOPHIA が登場。「SOPHIAのライブはみんなヒマワリを持参してくれるのですが、今日は黄色いSDDメッセンジャーカードがヒマワリに見えます。」と語ると、観客はヒマワリやカードを高らかに掲げた。「ここに咲くヒマワリたちに送ります」と「ヒマワリ」を熱く歌い上げ、会場を魅了した。トークパートでは、「このライブがあるからこそ気付ける、誰かにアドバイスできるきっかけになる最高の時間です。」と【LIVE SDD】への想いを語った。
そしてラストは、SOPHIAとSDDシンフォニックオーケストラの特別コラボレーションで、SOPHIAの名曲「夢」を披露し、「争いになるような運転はやめよう」など飲酒運転撲滅のメッセージとともに、会場にこの日限りしか聴くことのできないサウンドを届けた。
ここで、2010年より【LIVE SDD】総合司会を務めてきた小倉智昭が、過去の SDDプロジェクトの映像にのせてメッセージを届けた。「今日、決意を新たに誓います。日本中にSDDメッセンジャーが溢れ、私たちと子供たちの明るい未来のために飲酒運転がゼロにつながるメッセージを伝え続けることを。」「全ての命を大切にしたら、もっといい世界になる。君と、次の世代のために。最後に、この曲を大切な人を想って心に届けます、Heal the World」という SDD プロジェクトへの誓いとともにライブはフィナーレへ。
SAM(TRF)のダンスと共に、書家森大衛、『SDD全国こども書道コンクール』にて受賞した子どもたちの書道パフォーマンスを届けた。そして、この日の出演者全員がステージに登場し、SDDシンフォニックオーケストラとクワイヤーをバックに「Heal the World」を熱唱。飲酒運転撲滅への熱い想いを胸に、『LIVE SDD 2023』は幕を閉じた。
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