2013/05/10
ケニー・チェズニーの『ライフ・オン・ア・ロック』がマイケル・ブーブレから首位を奪還、自身7作目となるNo.1の座に輝いた5月18日付アルバムチャート。
スタジオ・アルバムとしては14作目、2002年にリリースされた6作目『ノー・シューズ、ノー・シャツ、ノー・プロブレムズ』で初の首位を獲得してから、およそ10年間で7作のナンバーワン・アルバムを輩出した、ケニー・チェズニー。カントリー界ではガース・ブルークスの8作に続く記録で、アーティスト・トータルでも、歴代4位(タイ同アーティスト有り)となる。本作に収録されている「スプレッド・ザ・ラヴ」が、ボストン・マラソン爆発事件で手足を失った人々を助けるためのチャリティー・ソングとしてリリースされ、大きな反響を呼んだことも、アルバムセールスに繋がった。2000年代以降、ガース・ブルークスに代わって最も成長したカントリー・シンガーとして注目され、RIAAによって認定されたアルバムは、400万枚が3作、300万枚が1作、ミリオンが3作、ゴールド(50万枚以上)が3作と、リリースされるアルバムは、常に大ヒットを記録している。ドームクラスで開催されるライブも、チケットは即ソールドアウト。にも関わらず、値段はお手ごろと良心的で、チャリティーやファンを大事にする姿勢も、彼の人気の要因だろう。
1週で2位にダウンしてしまったが、売上げ枚数は10万枚をキープしている、マイケル・ブーブレの『トゥー・ビー・ラヴド』。これまでの記録からも、長期滞在による大ヒットが期待できそうだ。3位には、シングルでも今週トップ3入りした「ミラーズ」を含む、ジャスティン・ティンバーレイクの『20/20 エクスペリエンス』が、先週に引き続き変わらず3位停滞中で、遂に200万枚を突破した。シングルのヒットがアルバムセールス影響しているのは、ジャスティンをはじめ、今週見事ナンバーワンとなった、「キャント・ホールド・アス」を含むマックルモア&ライアン・ルイスの『ザ・ヘイスト』が、11位から5位に再びトップ10入りし、3週の首位をキープした「ジャスト・ギブ・ミー・ア・リーズン」が収録された、P!NKの6作目『トゥルース・オブ・ラヴ』も、10位から7位にアップ。そして、こちらも4/20付でナンバーワンを獲得した「君がいたあの頃に」含む、2曲のナンバーワン・ソングを収録した、ブルーノ・マーズの『アンオーソドックス・ジュークボックス』が13位から8位に再浮上。シングルでは8位に返り咲いた「レディオ・アクティヴ」を含む、イマジン・ドラゴンズの『ナイト・ヴィジョンズ』が15位から10位に再々トップ10入りと、とにかくシングルヒットによる、アルバムのセールスが目立った。
ケニー・チェズニーと共に、今週カントリー界からデビューしたのが、9位のランディ・ロジャーズ・バンド、3年振りの新作『トラブル』。前作『バーニング・ザ・デイ』(2010年)の8位に続く、2作連続のトップ10入りとなり、カントリー・アルバム・チャートでも、4作目のトップ10入り、3作連続のトップ3入りとなった。トップ10以下、16位には週末3日間で約1億7500万ドルというオープニング興収をあげた、映画アイアンマン3のサウンドトラック『アイアンマン3・ヒーローズ・フォール』がデビュー。イマジン・ドラゴンズやエイウォルネイションといった、人気のアーティストが参加している。
23位には、ヒップホップ界のミスター・レジェンド、LL・クール・Jの移籍第一弾『オーセンティック』が初登場。2008年にリリースされた『イグジット13』(9位)以来のランクインとなった。
関連記事
最新News
関連商品
アクセスランキング
1
SEVENTEENが癒し&傷を表現、日本4thシングル『消費期限』コンセプトフォト
2
<インタビュー>三代目 J SOUL BROTHERSがアルバム『ECHOES of DUALITY』をリリース――“三代目だからこそ”見せられるグルーヴと制作で見つけた自分たちの役割
3
サザンオールスターズ、2025年1月より全国アリーナ&ドームツアー開催 その名も“THANK YOU SO MUCH”
4
King & Prince、新曲「WOW」MVプレミア公開へ向けティザー解禁&YouTubeライブ実施
5
【ビルボード】超特急『AwA AwA』18.5万枚でシングル1位、自身最多セールス記録&7年半ぶり首位デビュー
インタビュー・タイムマシン
注目の画像