2013/05/10
累計6週のナンバーワンを死守したマックルモア&ライアン・ルイスの「スリフト・ショップ」(6位)に続き、2曲目のNo.1ソングとなった「キャント・ホールド・アス」。マイクロソフトのコマーシャルソングとして起用され、更にセールス、エアプレイ共にポイントを伸ばして、3週の首位をキープした、P!NKとファンのネイト・ルイスによるデュエット「ジャスト・ギブ・ミー・ア・リーズン」(2位)と入れ替わった。2013年度では、ブルーノ・マーズの「ロックド・アウト・オブ・ヘヴン」(6週)、「君がいたあの頃に」(1週)
の記録に続く、2曲の首位を輩出したアーティストとなり、首位獲得数も、ブルーノ・マーズの7週に並ぶ記録(「スリフト・ショップ」が6週)となった。このヒットにより収録アルバム『ザ・ヘイスト』が、11位から5位にジャンプアップしている。とはいえ、2位に後退した「ジャスト・ギブ・ミー・ア・リーズン」も、引き続き順調にポイントを伸ばし続け、次週以降返り咲きする可能性もある。また、人気の高さからもロングヒットが期待され、年間チャートの上位にも食い込みそうだ。
その座を狙い、トップ3入りしたのがアルバムが絶好調のジャスティン・ティンバーレイクのセカンドシングル、「ミラーズ」。ジャスティンにとっては9曲目のトップ3ヒット(内4曲が首位)で、「スーツ&タイ」(13位)に続く3位入りとなった。アルバム『20/20 エクスペリエンス』もリリース激戦区の中、7週目にして3位に停滞している。
7位から9位は、上昇曲。まず7位のウェーデンの女性シンセ・ポップデュオ、アイコナ・ポップの「アイ・ラヴ・イット」がCMソングに起用された効果もあり、9位から2ランクアップ。この曲をはじめ、「キャント・ホールド・アス」のヒットや、ピットブルとクリスティーナ・アギレラの「フィール・ディス・モーメント」(10位)等、アップテンポの曲が再び人気を集めていることから、時期的にもパーティーチューンが巻き返してきそうな予兆をみせる。8位にはイマジン・ドラゴンズの「レディオ・アクティヴ」が、4/13付以来再び同位に返り咲いた。フロリダで行われるライブのチケットの売れ行きも好調で、特にエアプレイを伸ばして上昇した。9位には4月20日付、8位にデビューしたフロリダ・ジョージア・ラインの「クルーズ」が再び、トップ10内に返り咲き(先週13位)している。首位交代やトップ10内返り咲きはあったが、新たにエントリーした楽曲はなく、比較的予想通りに、安定したチャートアクションをみせる5月18日付HOT100チャート。
トップ10以下では、セレーナ・ゴメスの「カム&ゲット・イット」が、23位から14位にランクアップ。約2年振りとなる新曲で、映画のワンシーンのようなビデオのストリーミング、セールスも好調だ。トップ20入りを果たしたのがこのセレーナと、21位から20位へアップした、J・コールの「パワー・トリップ」。新作『ボーン・シナー』からの先行シングルで、グラミー賞を受賞したミゲルをゲストに迎え、若手実力派によるダッグが映える秀曲。ミゲルは、マライア・キャリーの新作からの先行シングル「ビューティフル」にも起用されている。
初登場一番人気は、75位のビリー・カリントン「ヘイ・ガール」。カントリーチャートでは上位常連で、肉体派イケメン・シンガーとして米国では大ブレイク中。以下、90位のキャリー・アンダーウッドをはじめ、初登場は計4曲とトップ10以下も落ち着いたチャートアクションだった。
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