2013/05/08
4月24日にニューシングル『Boyz & Girlz』をリリース。独創的な音世界や「おしべとめしべが重なるそのとき 二人はキュン×2」等のフレーズ、キュートなウィスパーボイスで注目を集める新型ポップアイコン“ハナエ”が、アイドル現場で孤軍奮闘を繰り広げている。
<ジャンルフリーに活動 アイドル色の強いイベント多数参戦>
松浦亜弥、BiSなどのアイドルを愛し(http://bit.ly/QcAuG8)、でんぱ組.incヲタも熱狂させ(http://bit.ly/11Dy08W)、バンドじゃないもん!とは夢のコラボレーションを実現(http://bit.ly/Z7xWwN)と、ジャンルフリーなスタンスで人気急上昇中の彼女。新作リリース前後も、可愛いアーティストが多数出演した【KAWAii!! MATSURi】、山下公園で開催された野外フェス【ヨコハマカワイイパーク】、出演者は自身以外すべてアイドルだった【FM-FUJI 25th Anniversary“GIRLS GIRLS GIRLS”】 等、アイドル色の強いイベントに多数参戦している。
<アウェイ戦に挑んでいく理由=真の意味でのポップアイコン>
アイドルへの愛情は強いものの、自ら「私はアイドルにはなれないです」と語る(http://bit.ly/ZiJAkz)アーティストのハナエが、アイドルとそのファンに囲まれて歌うというのは、当然ながらアウェイ。それでも彼女は、光と音だけで“和製ビョーク”と言いたくなるようなステージを体感させたり、ボカロ曲をアイドル的振り付けで歌い踊ったり、劇的に表現の幅を広げながら孤軍奮闘し続けていく。
その理由は、でんぱ組.inc、バニラビーンズ、さんみゅ~、アリス十番、KNU等、個性派人気アイドルグループが多数参戦した【FM-FUJI 25th Anniversary“GIRLS GIRLS GIRLS”】でも語られたが、ハナエはシンガー/ミュージシャンでありながら、愛して止まないアイドルやアニメ、アートワーク、ファッションといったあらゆるカルチャーを超越して活動していくこと。言うならば、真の意味でのポップアイコンになることを夢見ており、すべてのアクションはそれを実現化する為に機能していると言っても過言ではない。
<アイドルファンに受け容れられた奇跡的瞬間>
故に彼女のライブは、時として実にドラマティックなストーリーを生み出す。アイドル目的で集まった観客は、アイドルではないハナエへの興味が薄く、この日も例に漏れず。しかし、曲を追うにつれ、冒頭に記した魅力ひとつひとつがアイドルファンの胸を掴んでいき、ウィスパーボイスに対してコール&レスポンスや激しいオイオイコールが巻き起こるという、前例のないミラクルが生まれる。その光景は、あらゆる表現者が夢見てきた“交わらないはずのものが交わった瞬間”とも言え、実に感動的だった。
アイドルがヒットチャートの上位を独占するようになってから久しいが、そのアイドルを忌み嫌うのではなく、交わることで音楽シーンや音楽そのものの新たな可能性を創造する。キュートな革命児 ハナエの挑戦はこれからも続く。
取材&テキスト:平賀哲雄
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