増田貴久「南沢奈央との息はぴったり」　舞台で初のラブストーリーに挑戦

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2013/05/03

　舞台「ストレンジ・フルーツ」のプレスコールが３日、東京都内で行われ、主演を務めるＮＥＷＳの増田貴久とヒロイン役の南沢奈央が登場した。
　本作は「期限は１年、報酬は１億」という条件で集められたアーティストたちが、とあるアート施設で過ごす１年間を、衝撃のラストシーンから時間軸をさかのぼって描く。
　「雨の日の森の中」、「灰色のカナリア」に続き、３度目の舞台主演を果たした増田は「約１カ月間の公演ですが、けががなく無事に全公演ができるようにと願っています。今はすごいドキドキしています」と初日を迎えた心境を緊張の面持ちで語った。
　今回増田が演じるのは、目的のためなら手段を選ばないクールな映像作家・千葉役。増田は「『せっかく舞台をやるなら（今までと）違う役に挑戦したい』と話していたら、このお話を頂いて。正直“すごく違う役が来たな”と思いましたが、やってみたら楽しいですね」と手応えを感じている様子だが、舞台と私生活の境目については「（意識して）切り替えないとちゃんと切り替わらない」と苦労も明かした。
　天性の才能を持つ女性カメラマンのカナを演じる南沢とは初共演となるが、お互いに「息はぴったり」と声をそろえた。増田について南沢は「役に入ったときの鋭さというか、目つきや立ち姿が普段の増田さんとは全然違うのでハッとさせられます。怖いと思う瞬間があるぐらい。勉強になり感化されています」と印象を語った。
　すかさず増田が「普段は超優しいからね」とちゃかすと、南沢も「ハイ、優しいです」と笑顔で応え「差し入れのリクエストを聞いてくれたり、周りの共演者への気配りなどがすごい」と称賛した。
　増田は「前回の舞台では頼りになる先輩のＴＯＫＩＯの松岡（昌宏）さんと一緒で、僕は何もしていなかったけど、今回は自分が座長。できることといえば差し入れぐらいなので、今日もプリンをバシッと差し入れしました」と照れながら語った。
　今回の舞台では、２人のラブストーリーにも注目が集まっている。増田のファンの前でラブシーンを演じる心境を尋ねられた南沢は「う～ん、どうですかね。私になった気分で見てもらえたら」と苦笑いを浮かべながら「すごく純愛という感じ。ピュアな感じです」とコメント。増田も「２人ともすごいピュアだし、すごい強い気持ちで臨んでいますので」と同意した。
　共演者とのチームワークについて増田は「５回ぐらいみんなで食事に行った。キャストの皆さんと『あのセリフは～だよね』とか『明日はこういうのを試してみよう』などと、芝居についてずっと話しています」と、稽古後も舞台の話題が尽きないことを明かした。
　また、増田が体力づくりについて「２、３カ月ぐらい前から、体重を“気持ち”絞りました。水泳を１週間に１回、５キロぐらい」と語ると、南沢が「稽古が終わって帰る前にあいさつに行ったら別室で筋トレをしていた。すごいストイックな方なのでビックリした」とエピソードを披露した。
　さらに増田は「懸垂マシンを買って楽屋に入れている。役作りのために自分の水分量を八十パーセントぐらいに減らそうと思って。いつもは百二十パーセント潤っているので」と語り、笑いを誘った。
　最後に、増田は「テーマは少し怖くて鋭い感じの作品ですが、見た後は優しく温かい気持ちになれると思うのでぜひ見に来てください」とアピール。
　ゴールデンウイークについて聞かれると「どこにも行けていない。八景島シーパラダイスにイルカの（泳ぐ）中をボートで進めるアトラクションができたと聞いたので、このメンバーで行きたいですね」と笑顔で語った。