2013/05/03
先週に引き続き、セールス、エアプレイ共に順調にポイントを伸ばし、3週目の首位となった「ジャスト・ギブ・ミー・ア・リーズン」。P!NKにとっては、2001年6月から5週にわたってナンバーワンとなった「レディ・マーマレード」に続く記録で、ネイト・ルイスにとっては、ソロ名義では初にして最長、グループ名義では、昨年3月から6週のナンバーワンとなったファン.の「伝説のヤングマン~ウィー・アー・ヤング~」に続く首位最長記録だ。
しかし、その記録も次週4週目に届かずして破られる可能性が高くなってきた。先週2位まで上昇したマックルモア&ライアン・ルイスの「キャント・ホールド・アス」が、今週も更にポイントを伸ばし、惜しくも首位には届かなかったが、その差はわずか。次週も順調にポイントを伸ばせば、首位の座は交代となるだろう。もちろん、「ジャスト・ギブ・ミー・ア・リーズン」が更にポイントを伸ばせば、4週目の首位をキープすることも、当然あり得る。
もう一者の強豪だと予想され、先週5位に急上昇したPsyの「ジェントルマン」は、26位まで後退。セールス、エアプレイが伸び悩み、初回にアクセスが集中したストリーミングポイントも一気に落ち込んだことが、急降下した要因だろう。代わって3位に上昇したのが、リアーナの「ステイ」。初登場した3月2日付、そして4月20日付に再浮上、そして今週3回目のトップ3に再々浮上したこのナンバーも、強烈な勢いはないにしても、ジワジワと首位の座を狙う可能性が高くなっている。
混戦している首位略奪レースには、アルバムが絶好調のジャスティン・ティンバーレイクのセカンドシングル、「ミラーズ」も参戦し、先週の7位から5位に、トップ5入りを果たしている。ファーストシングルの「スーツ&タイ」も8位から7位にワンランクアップ。間もなく、サードシングルの候補が確定し、前2作がトップ10内を賑わせている中、早くもカットされるそうだ。
今週トップ10入りを果たしたのは、スウェーデンの女性シンセ・ポップデュオ、アイコナ・ポップの「アイ・ラヴ・イット」。初のトップ10入り(9位)となり、地元スウェーデン(2位)をはじめ、9ヶ国でトップ10入り(内4ヶ国がトップ3入り)を果たしている。ローリング・ストーンズ誌ではこの曲を「2012年のベストソング35位」に認定していて、テレビ番組のオープニングテーマに起用された効果あってか、徐々に人気を高めている。
もう1曲は、4月13日付にトップ10入りを果たし、一旦は後退したものの、今週返り咲きを果たしたイマジン・ドラゴンズの「レディオ・アクティヴ」(10位)。登場47週目を迎えた「イッツ・タイム」(49位)に続く、ロングヒットになる予兆を感じさせるチャートアクションだ。96位には3曲目のHOT100入りを果たした、「デモンズ」がリ・エントリーで浮上している。
トップ10以下では、ダフト・パンク8年振りとなる新作、『ランダム・アクセス・メモリーズ』からのファーストシングル「ゲット・ラッキー」が、14位に上昇。アルバムリリースが近付くため、プロモーション効果も反映し、次週以降トップ10入りを果たす可能性も高い。17位には、今週のアルバムチャートで9位に初登場したウィル・アイ・アムのアルバム先行シングル「#ザット・パワー」が43位から17位にジャンプアップした。35位には、3年振りのスタジオ・アルバム『シアラ』をリリースする、シアラの「ボディ・パーティー」がデビュー。シアラにとっては11曲目のトップ40ヒットで、セルフタイトルとしてリリースするニューアルバムの期待が高いことも、この高順位でのデビューからよく分かる。
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