2010/08/31 00:00
“音楽ビデオ”という概念を遥か遠くにまで押し広げる作品として、ARCADE FIREは度肝を抜くようなインタラクティヴ技術を駆使した映像プロジェクト『THE WILDERNESS DOWNTOWN』を初披露した。
このビデオは、全米チャートで最近No.1に輝いたアルバム『THE SUBURBS』に収録されている曲「WE USED TO WAIT」をフィーチャーした作品で、CHRIS MILKの監督のもとでGOOGLEのストリートビュー、複数のブラウザー・ウィンドウ、そして3Dの背景を駆使した映像を実現。観ている者が子供の頃の家を訪れ、“若かりし日の自分”に宛てて手紙を書くといった体験をさせてくれる作りになっている。
『THE WILDERNESS DOWNTOWN』は、HTML5テクノロジーとGOOGLEのブラウザー“CHROME”などを使用して制作されており、ARCADE FIREが2007年にリリースしたセカンド・アルバム『NEON BIBLE』の時と同様、実に画期的なオンライン・ビデオ・クリップに仕上がっている。ちなみに『NEON BIBLE』の時は、タイトル曲「NEON BIBLE」では“ポイント・アンド・クリック”技術を駆使した映像を、「BLACK MIRROR」では視聴中に視聴者が様々な楽器の音を入力できるという仕組みになっていた。
今回の映像は、9/22にミネソタ州セントポールからスタートする北米ツアーの前振りとしてリリースされた。また最近このツアーに関する追加公演がアナウンスされ、すでにソールド・アウトとなっているカリフォルニア州バークレーでの10/2のショーに続き、翌日10/3に同じGREEK THEATREでもう1公演が追加で行われることになった。
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