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2022/12/05 11:00

ビリー・アイリッシュ、恋に落ちることは自分にとって難しいことだと語る

 ビリー・アイリッシュが、ハイスノバイエティとの最新インタビューで部分的に自身の恋愛事情について明かした。

 プライベートのことをあまり話さないビリーだが、先日ヴァニティ・フェアとのインタビューでザ・ネイバーフッドのヴォーカリストであるジェシー・ラザフォードとの交際を認めた。「とてもワクワクしてる。とても嬉しいわ」と話したビリーは、“この世で一番かっこいい奴”とパートナーを絶賛していた。

 だが、ハイスノバイエティとのインタビューでは自身の恋愛事情についてもう少し慎重に語っている。パートナーのジェシーには直接触れず、より普遍的な視点で愛という複雑な概念について話し、「恋に落ちるのは個人的には難しいこと。愛は不気味だわ。とても不気味」と説明している。

 インタビューは主に、彼女のトレードマークにもなっているダボッとしたユニセックスなコーデを含む、世間から見たビリーの過去7年間におけるファッションの変化について綴られている。「服に対して興味がない人に会って、その人が何をどう着ているかを見ると、理解が追いつかないことがある」と話すビリーは近年、ハイファッションにも脚を踏み入れ始めている。【2022メット・ガラ】ではアップサイクルされたグッチのドレスを着用しているが、同時に一部の業界人が外見を重要視することに関しては複雑な心情も抱いているそうだ。

 「【ファッション・ウィーク】には、どこかパフォーマンス的な側面があって、それが腹立たしい。“服に注目してほしいんですけど!?”って思ってしまう」と話すビリーにとってファッションは原動力であり、人とつながる術でもあるという。「世間は私を“こういう格好して、こういう言動を持った”15歳の子供として見ていた。変化することができないように感じていたからこそ、真逆の方向に切り替えたの」と活動初期の外見について説明し、「当時は“外野はクソくらえ。私は自由にする”と証明しようとしていた。今はやろうと思えば男性的な格好もできるし、女性的な格好もできる。そして何より、それがいちいちニュース扱いされない」と語った。

 様々なスタイルに挑戦するのは楽しいものだが、ビリーにとってはそれだけでしかなく、「新しい服を1回着たらそれがあなたの新しいスタイルになるわけじゃない。誰だって色んな服を着るから」と説明した。また、現在黒髪のビリーは男性的な服装を着ている時のほうが、よりセクシーな気分になるとのことだ。だが、昨年ブロンドにした際の周りからの反応は予想外だったそうで、「私が金髪だった時、周りからの扱いが完全に変わった」とビリーは話している。

 彼女は、新たに香水“Eilish No. 2”を発表しているが、それによって世間からの信頼が増したと感じており、音楽以外の活動にもさらに挑戦していける自信も生まれたそうだ。また、「全体的にキャリアを通して男性的な服装をすることが多かったからこそ、周りが真面目に取り合ってくれたと思う。もしもっとフェミニンでガーリーな方向性だったら、私に対するリスペクトはここまで高くなかった」という考えも語っている。

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