2010/08/27 00:00
ツイッターに自分の名前を語った偽のアカウントが横行することに腹を立てたヒップホップ界のスターKANYE WESTは、2009年5月に自らのブログの中で4文字の過激な罵り言葉を連発して「俺はツイッターなんていうクソみたいなものはやってない。なんで俺があんなのをやらないとならない?!」と怒りをぶちまけた。
しかしこの秋リリースされる最新アルバムに向け、WESTはこれまでの態度から一転。今年7月に突然ツイッターのアカウントを開き、ほかのSNNサービスと合わせて熱心に利用をし始めたのだ。
7月、WESTは新作を披露するためにツイッターおよびフェイスブックの本部をそれぞれ訪れ、その際の映像はYouTubeで流された。そして8/6には、ウェブキャスティング・サービスのUSTREAMを使ってファンとライヴ・チャットを試み、その中で11月にニュー・アルバムをリリースするとアナウンスした。さらに8/22にはツイッターを通じて、クリスマスまでの期間、毎週末に新曲をリリースする計画も発表し、これまでの考え方からまったく違う取り組みをしていることをアピールした。
WESTが所属するISLAND DEF JAMレーベルのデジタル・マーケティング部門の副社長ALLISON SCHLUETERも、「ソーシャル・ネットワークなどのメディアと密につながり持つことは、アーティストにとって非常に重要なこと。そして幸いにも、これまでの戦略の大半はいい方向で進んでいるわ」と自信のコメントをしている。
これまで多くのアーティストがフェイスブックやツイッターを使用してきたが、それらがアルバム・プロモーションのキャンペーンにおいて中心的な役割を担ったことはなかった。しかし今ではそれが現実となり、USTREAMやiPHONEといった新しいデジタル・メディアも含めた新時代の宣伝方法がトレンドとなるに違いない。
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